『呪術廻戦』夏油傑、崩れる最強 決別予感させる“赫と蒼”対比が話題に「茈にはなれなかった」
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テレビアニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」の4話目となる第28話(MBS・TBS系)が7月27日に放送。後に決別する五条悟と夏油傑の関係が決定的に変化する状況を表現したアニメならではの演出に、SNSでは「ここが2人のこれからの分水嶺になってしまった」「もう横並びで最強って言える時は来ないのかなって悲しくなるな」などと話題を集めている。
【写真】キレる夏油傑vs強すぎる伏黒甚爾 『呪術廻戦』第28話場面カット
第28話「懐玉-肆-」では、夏油と五条がそれぞれ伏黒甚爾と戦闘。天内理子を殺されて逆上する夏油と甚爾の戦闘では原作で描かれなかった呪霊も登場し、息もつかせぬ攻防が描かれた。これに「呪術廻戦0で出てきた呪霊も登場してた」「アニオリでこいつ出てくると思わんかった!!」「あの呪霊は10年以上傑が使役して一緒にいたんだなと思うと呪霊だけど案外一番長く傑と共にいたのでは??」と沸き立つ視聴者が続出。
一方、その後の五条と甚爾の戦闘は時間の描写に緩急が付けられており、静かに感じるシーンも多い。夏油と甚爾の戦闘と比べると情調的な印象を受ける演出は、「中村さんの囁き声からで赫の言い方とかも凄くてASMRみたいな感じやったなあ~」「原作に勝るとも劣らない程に五条先生のトチ狂い具合が最高にハイってなってて素晴らしい」など話題に。また、勝負が決するシーンでは原作と異なる表現があり、「漫画だと『茈』の吹き出しに合わせて甚爾くんの身体が丸く削られてるって演出だったけど、アニメだと甚爾くんの向こう側の景色を見せるって別々の演出なのに威力とインパクトを効果的に表してる」と喜ぶ声も寄せられている。
守ることも勝つこともできなかった夏油と、呪力の核心を掴んで“最強に成った”五条。夏油がそれに気付くCパートでは、「“2人”が最強なのではなく、“五条悟”が最強なんだと気づいてしまった」「黒井が捕まった時は五条悟が『ミスって程のミスじゃない』って2人で背負ってくれるのに、理子ちゃんが死んだミスに関しては五条が『俺のミスだ』って1人で背負ってしまったのね…」「誰も独りにしなかった夏油傑が、結局一人ぼっちになっちゃうなんて、あまりにも報われない」と、2人の関係が崩れていく予兆を指摘する投稿が多い。
特に五条が盤星教の施設を出るシーンは、後に決別する2人の状況が原作にない色彩で表現されていると話題に。互いに背を向けて立つ五条と夏油の背景が、それぞれ五条の“無下限呪術”の特性を想起させる配色となっていることに、「夏油と五条で蒼の色と術式反転の赫の色で反対の方向を向いてしまってるのしんどいな」「引き寄せる蒼(近づこうとする)と反発する(離れていく)赫で対比させられてる」「“茈”色にはなれなかった最強の“俺達”が崩れた瞬間」といった声が相次いでいる。