スカーレット・ヨハンソンら出演 映画『アステロイド・シティ』“忘れられない夏の7日間”を描く30秒予告解禁
■大島育宙(芸人/映画・ドラマ評論)
さすがにウェス・アンダーソンすぎる。前作『フレンチ・ディスパッチ~』で“らしさ”は限界突破したかと思い込んでいたが、もっとウェス・アンダーソンな領域があったとは!
彼の映画が一作でも好きな人は必見。ますます自由にユーモラスに、アイロニカルに、思索的に、図式的に。「頭の中をそのまま映像化するのが上手い映画監督ランキング」のワールドレコードを更新し続けていく彼を目撃できるのが楽しい。
■北村道子(スタイリスト)
ウェス・アンダーソンの脳内映像をアダム・ストックハウゼンが完璧にビジュアルで変換させた逸品である!
■サエキけんぞう(作詞家・アーティスト)
これが本当のアメリカ? 会ったことのない原色のヤバい50年代。それはデヴィッド・バーンも描けなかったオカしな真実の物語(トゥルー・ストーリーズ)だ。超一流俳優達が、がんクビを揃えて抱腹絶倒に語るのは、危ない危ない米国のリアル、深層、御開帳なのだ!
■高橋ヨーコ(写真家)
グリーンでブルーの空、低くて乾いた土地。ここは何年も自分が出会いたかった街ではないか? いけどもいけども辿り着けなかった理想の場所に、なんとしても行かねばならない。但し滞在は短めに。
■DIZ(映画アクティビスト)
ウェス・アンダーソン監督に限界はないと証明した驚異的な作品。ウェスの世界には脇役はいない。個性豊かなキャラクターを通して人生を色んな角度から描き、どんな出来事も肯定できる心の豊かさを与えてくれた。
■山田ルキ子(映画ライター・シンガーソングライター)
砂漠の街もウェスの手に掛かればカラフルな宇宙になってしまう。痺れる構図で描かれた、ちょっと切ない人間模様。1950年代のアメリカは何かが起きそうで、空を見上げたんだ。隕石も鳥も人間たちも全てが愛おしい。
■よしひろまさみち(映画ライター)
宇宙開発時代を舞台に、すべてをウェス色に染めた未知との遭遇。豪華な顔ぶれによる芝居合戦はカラフルで濃く、まさかの宇宙人の登場からは笑いがいっぱい。