役所広司、カンヌ国際映画祭最優秀男優賞受賞作『PERFECT DAYS』12.22日本公開決定
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第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した、役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督による映画『PERFECT DAYS』が、12月22日より全国公開されることが決まった。
【写真】役所広司、カンヌ最優秀男優賞受賞！ 19年ぶり2人目の日本人受賞
『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など数々の傑作を世に送り出し続けてきた名匠ヴィム・ヴェンダースが、長年リスペクトしてやまない役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた本作。日本の公共トイレのなかに「small sanctuaries of peace and dignity（平穏と高貴さを併せ持った、ささやかで神聖な場所）」を見いだし、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡いだ。
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山（役所）は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事が起きる。それが男の過去を小さく揺らした―。
全国公開のメイン館となるTOHOシネマズ シャンテは、1988年にヴェンダース監督の『ベルリン・天使の詩』が30週にもわたるロングラン上映で大ヒットを記録した記念すべき映画館だ。また、10月23日より開催される第36回東京国際映画祭の審査委員長としてヴェンダース監督が来日することを記念し、10月24日より特別先行上映も行われる。
映画『PERFECT DAYS』は、12月22日より全国公開。10月24日より特別先行上映。
