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松坂桃李、悪役・非理谷を熱演! 映画『しん次元!クレヨンしんちゃん』の魅力&苦労告白

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『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司』場面写真
『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司』場面写真(C)臼井儀人/しん次元クレヨンしんちゃん製作委員会

 シリーズ初の3DCGアニメーション作品『しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』が現在公開中だ。本作で悪役・非理谷充の声を担当した松坂桃李が、作品の魅力とキャラクターを演じるうえでの苦労を語った。

【写真】『しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』場面写真

 “映画クレヨンしんちゃん”といえば、子供たちはもとより、大人たちも、しんのすけの純粋無垢な言動、野原家や幼稚園の友達との絆など胸に響くエピソードに感動できることが大きな魅力だ。「人生で初めて泣いた映画がクレヨンしんちゃん」と豪語し、“クレヨンしんちゃんシリーズ”に念願の出演となった松坂は、「お話も非常に分かりやすく、登場人物が今までのしんちゃんの映画に比べて少ないんですよね。だから、どんどんストーリーも体の中に入ってきて、最終的には笑いと感動がしっかり描かれる。今までの映画クレヨンしんちゃん作品の中で一番バランスがいいなと感じました」と本作の完成度を称賛する。

 ある日、宇宙から降り注いだ白い光によって超能力を手にした、しんのすけ。一方、禍々しい黒い光を浴び、暗黒のエスパーとなったのが松坂演じる非理谷充(ひりや・みつる)だ。アルバイトは上手くいかず、推しのアイドルは結婚、さらには暴行犯に間違われ警察に追われていた彼は、力を手に入れたことでこの世界への復讐を誓う。


 仕事やプライベート、何をしても上手くいかない…。そんな誰しもが身に覚えのある境遇の非理谷は、どこにでもいる、自分自身とも重ね合わせてしまうような等身大の悪役キャラクターとして描かれている。しかし、理由もなく破壊の限りを尽くす大悪党で終わらないのが、本作の見どころの1つ。非理谷が道を外すに至った過去の悲しい出来事や、破壊行動の裏に隠された心情描写が、濃密に描かれているのだ。

 そんな非理谷というキャラクターについて松坂は、「偶然、超能力を得てしまって、しんちゃんはその超能力を良い方向に使うけど、非理谷は悪い方に使ってしまう。ちょっと道を外してしまうのですが、本当は根は純粋で、すごく寂しがり屋で、きっと優しい子なんだろうなと思います。やりがいもありましたけど、すごく難しくて、大変でした」と悪役というだけにはとどまらない、非理谷の魅力と実際に演じて感じたことを語った。

 アフレコについては、「非理谷の中学時代も演じてまして、声が若返った状態でシリアスな心情みたいなものを表現するというのは、本当に難しかったです。役を通したら若返った状態で表現できるんだろうか、若返らせることでいっぱいいっぱいなのに、感情も込めて心情も表現しようとすると、元の自分の声に戻ってしまって」と声と感情の表現の両立に苦労したことを明かした。

 さらに「しんちゃんの無邪気さといいますか、何の忖度もなく純粋にそこで思ったことを言っている、向き合っている強さみたいなものを、より感じることができる作品です。それがしんちゃんの魅力だと思いますが、ぜひこの作品に触れていただいて楽しんで欲しいですね」とシリーズファンならではの目線で見どころを紹介。しんのすけとの出会いで非理谷がどう変化していくのかにも注目してほしい。

 3DCGアニメ映画『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』は公開中。

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