心臓壁に穴…アーノルド・シュワルツェネッガー、死にかけた衝撃的な医療ミスを明かす
映画「ターミネーター」シリーズや『プレデター』などに出演し、屈強な肉体とド派手なアクションで知られるアーノルド・シュワルツェネッガー。以前心臓手術を受けた際、医師のミスにより死にかけた事があるそうだ。
【動画】アーノルド・シュワルツェネッガー、衝撃的な医療ミスを告白
アーノルドはこれまで何度か心臓手術を受けていることで知られるが、映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)の撮影の直前に、3回目となる心臓手術を受けたそうだ。「(手術が終わって)目が覚めると、医師たちが目の前で『申し訳ない、予定通りにいきませんでした』と言うんだ。本当に恐ろしかったよ」と語り、このとき起きたアクシデントをYouTube動画で振り返った。
彼によると、生体を傷つけないシンプルな非侵襲手術を予定していたものの、医師チームが誤って心臓壁に穴を開けてしまい、事はより複雑になってしまったそうなのだ。医師たちは内出血した彼の心臓を救うため、緊急開胸手術に切り替えたという。
「まさに災難だったが、時間は戻せない。そこで、どうやったら退院できるかと考えた。気持ちを切り替える必要があった。気を取り直し、ギアをチェンジして『OK、今すべきことは、病院を出ることだ』と宣言した」。
彼は退院に向けて、早速歩行訓練をスタート。最初は、病院内の廊下を日に10歩進める程度で、回復までには時間がかかったそうだ。「仲間も呼び出して、『俺に気合を入れてくれ』と頼んだ」といい、家族や友人と一緒に歩行訓練をする映像を披露。「廊下を歩く姿は間抜けみたいだったが、肺炎になったら死ぬ恐れがあるから肺を鍛えるように言われていたんだ。だからとにかくやり抜いた」と語る。
『ターミネーター:ニュー・フェイト』の撮影を控えていたアーノルドは、「少しでも早く退院して、トレーニングをしたかった。ファイトシーンのために、身体を絞り、動き、走りまわり、物を持ち上げなくてはいけなかった」とコメント。忍耐強く積極的にリハビリを行い、退院後も続けた結果、無事撮影に間にあったそうだ。
もちろん彼の不屈な精神と努力の結果だが、アーノルドは「サポートしてくれる人たちがいたからこそだ」と述べ、周囲への感謝を忘れなかった。