菅田将暉、映画『ミステリと言う勿れ』の舞台、広島を再訪 嚴島神社でのヒット祈願に「気持ちを正されるような時間でした」
フジテレビ月9枠にて放送された連続ドラマの劇場版『ミステリと言う勿れ』主演の菅田将暉が映画の舞台となった広島を再訪。世界遺産である宮島・嚴島神社で大ヒットを祈願した。
【写真】世界遺産である宮島・嚴島神社でヒット祈願 ご祈祷を受ける菅田将暉
今回、まず菅田が訪れたのは、広島の中心地にあり、広島市内を見下ろすことができる観光名所のおりづるタワー。予告でも使用された重要なシーンが撮影された平和記念公園を見下ろせる複合商業施設だ。12階にある「おりづる広場」に到着した菅田は、大きなガラスから広島の街並みを覗き、「うわー! キレイ」と感動した様子を見せた。
集まった広島のマスコミ陣から、完成した映画を観た感想を問われた菅田は、「まさにおりづるタワーから見える景色や平和記念公園を電車に乗ってるシーンで車窓から観ていました。ドラマの時は密室劇だったので映画でしかできないきれいな景色をスクリーンで観ることができて嬉しかったです。あと撮影の時は予想以上に雪が降っていたので、そこもとても印象的でした」と、広島では珍しい大雪の中で行われた撮影をしみじみと思い出した。
かつて修学旅行で広島を訪れたことがあるという菅田は、「大人になってから来るとまた見え方も違うのでプライベートでもまた来たいですね」と思いを明かす。広島での撮影の合間で食べたうどん入りのお好み焼きがお気に入りのようで、「そば入りは知っていたのですが、うどん入りのお好み焼きはもう1回食べたいです」と笑顔で語った。
また、広島弁のイメージを聞かれると、「とりあえず、“じゃけぇ”だよねと皆で覚えていました(笑)。助監督が広島出身で、まさに平和記念公園でロケをしていた時にエキストラさんと話してるのを見てたら、めちゃくちゃ“じゃけぇ”が出ていたので、本当かなと思っていたんですけど…」と話す菅田にマスコミ陣からは大きなうなずきが。それを受けて「合っててよかった…(笑)」とホッとした表情を見せる場面も。
そしてこの後の嚴島神社でヒット祈願を行う気持ちを聞かれ、「1回プライベートで行ったことはあるのですが、すごくパワーがあって気持ちがいい場所なので、とても楽しみです。映画のロケの時は行けなかったので、完成した大鳥居も楽しみです」と期待感あふれる思いを語った。
菅田はステップに座っていた記者たちに「あまり直座りってないですよね(笑)。お茶会みたいですね(笑)」とフレンドリーに語りかけ、記者が言葉に詰まると「全然大丈夫ですよ(笑)。楽しいお茶会なので(笑)」と緊張をほぐす気配りも。終始和やかな空気の中で取材は進んだ。
続いて菅田が訪れたのは、日本3景の1つに数えられる宮島に鎮座し、全国に約500社ある嚴島神社の総本社。海上に立つ高さ16mの大鳥居は、日本3大鳥居の1つ。古くから島そのものを神として信仰してきた嚴島神社は、1996年に世界遺産に登録されており、本社本殿をはじめ、多くの建造物が国宝ならびに国の重要文化財に指定されている。満潮時には美しい海に浮かぶように見える社殿と大鳥居が国内外問わず、大人気の観光名所となっており、映画にも早朝の嚴島神社で撮影された大鳥居が重要なシーンで登場する。
厳かな雰囲気の中、菅田は神妙な面持ちで約15分のご祈祷を受け、玉串を奉納し、映画の大ヒットを祈った。以前来たことあると話していた嚴島神社の雰囲気については、「(大鳥居が)修復中だったので、改めて見れて良かったですし、ちょっとだけですが、散歩もできて、肩の力が抜け、すっきりしました」と満足気。改めて、ご祈祷を経ての心境を聞かれ、「こんなことさせてもらえるなんて、とても贅沢です。すごいリラックスして、気持ちを正されるような時間でした」と語った。
ご祈祷後は、鮮やかな朱色の大鳥居の前で、宮島・名物のしゃもじを持ってフォトセッション。“商運”“幸運”を招くといわれる縁起物である宮島の杓文字だが、今回用意された杓文字はなんと全長130cm、8キロにもおよぶ大きな杓文字。菅田は「このサイズの杓文字を持つのは初めてで、結構重くて、どうやって持つのが正解かわかりませんでした(笑)」と楽しそうだった。
最後に公開まで間近となった今の心境を聞かれ、「ドラマから映画になって、これからはお客さんのものになるという寂しさもありますが、観てくれるお客様にやさしく伝わってくれると嬉しいなと思います」と映画公開への期待を込めた言葉で締めくくった。
映画『ミステリと言う勿れ』は、9月15日より劇場公開。