杉咲花、監督からの手紙に思わず涙「誰かハンカチください」
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女優の杉咲花、若葉竜也、戸田彬弘監督が9日に都内で開催された映画『市子』公開記念舞台あいさつに登壇。杉咲は戸田監督からの感謝の手紙に大粒の涙を流し、「市子に関わる全ての時間が楽し過ぎて、そのすべての時間を愛しているので、この舞台あいさつが終わるのがすごく寂しいんです」と本作への熱い思いを語った。
【写真】感激のあまり涙を流す杉咲花
本作は、過酷な状況の中でも生き抜くことを諦めない川辺市子(杉咲)の姿を描く人間ドラマ。映画単独初主演となった杉咲は公開を迎えた心境を問われると「うれしいです。本当にその言葉しかないですけど、昨日監督のティーチインがここであって。空席を見つけたので、行こうかなと思って見てきて。終わった後にパンフレットをたくさんの方々が買ってくださっていて。監督のサインをもらうために列をなしているところを見て、本当に言葉にできないような幸福に包まれました」と喜びを語った。
この日は、キャスティング時に戸田監督から手紙をもらえていなかった若葉のために、戸田監督が手紙を朗読。さらに、すでに手紙をもらっていた杉咲にも改めて手紙が朗読されることになった。まさかの展開に杉咲は「え~! もう待って」と困り顔を見せ、恋人を演じた若葉は「泣いてるやん」と笑顔。戸田監督からの心のこもった感謝の言葉を受けて、杉咲は「誰かハンカチくださ~い」と泣き笑い。「監督の作品に対する熱量でしたり、関わる人たちを信じて一緒に映画を作っていこうとされる姿勢に、すごく影響を受けるものがあって、とてもうれしかったです。ありがとうございます」と感謝を語った。
その後、改めて本作に対する思いを聞かれた杉咲は「『またいつか』って、簡単に願えるくらい、すぐには生まれない作品だと思っています。手前味噌かもしれないですけど、自分はそう信じてやまないです」と涙をこらえてコメントした。
「異質で、とてつもないエネルギーを秘めた作品を描き切った戸田監督や、何の屈託もなくそこにいる人を愛してくれる若葉竜也さんっていう俳優をはじめ、本当に素晴らしい制作陣の方々が集まって映画を作れたことを幸せに思っていますし、最高の経験になったなと思います」と振り返っていた。