日向坂46、全国ツアーで決意表明 「もう一度東京ドームを目指します」
本編を終え、観客からのアンコールを受け取ったメンバーたちが再びステージに姿を見せて始まった「HEY!OHISAMA!」。観客とのコール&レスポンスで会場は一体感に溢れた。
アンコールへのお礼を述べたMCで佐々木久美が、「皆さんにお知らせがあります!」と切り出すと、「5回目のひな誕祭」開催を発表した。場所は前回に引き続き横浜スタジアムで、来年4月6日と7日の2日間にわたり開催する。
再び横浜スタジアムという大きなステージで開催できることに、「うれしい」と語った佐々木だったが、同時に「今年はひな誕祭とかツアーとかいろいろな場所を回らせていただいたんですけれども、やっぱりちょっと私たちメンバーにどこか迷いがあるようなときがあったり。それを本当なら、察されてはいけないのに、おひさまにもちょっと“あれっ?”って不安な気持ちにさせてしまったり、そんな瞬間があったと思います」と率直な思いを吐露した。
「でも私たちは、今年すごく楽しかったし、でもやっぱりもっともっとできることはあるんじゃないかなって。みんなで模索して、みんなで話し合って、ある目標を決めました」と語ると、「私たちは今、このメンバーでもう一度東京ドームを目指します」と宣言した。
ファンからの長く熱い拍手を受け、「『3回目のひな誕祭』(2022年3月)で初めて東京ドームに立たせていただいて、こんな景色が待ってたんだって。おひさまの皆さんも、“ここが夢だったよ”ってすごい言ってくださって。私たちもそれが何よりうれしかったし、その後も目標はあったんですけど、やっぱりもう一度、あのとき、お休みで出られなかったひよたん(濱岸ひより)も、あのときはまだ加入していなかった四期生も、もう一度一緒に東京ドームに立とうと。今の私たちでは力不足かもしれませんが、もう一度あの夢の舞台を目指して、日向坂46としてハッピーに突き進んでいきたいと思います」と誓った。
さらに11月3日から12月3日に行われた「新参者 Live at THEATER MILANO-Za」で四期生のステージを見て刺激を受けたといい、「すごく熱いものがたくさん詰まってて、すっごくハッピーに溢れてて、そんなステージを後輩たちが見せてくれて、やっぱりもう一度こういう気持ちで、みんなで上を目指さなきゃなって。四期生のおかげで、また日向坂46が1つになれた気がします。このメンバーでさらにさらに突き進んでいこうと思います。これからもおひさまの皆さんを楽しませ続けられるように頑張っていきます」と真剣なまなざしで語った。
決意のメッセージを伝えると、「誰よりも高く跳べ!2020」「JOYFUL LOVE」と日向坂46のライブには欠かせない2曲でアンコールを締めくくり。しかし、観客の声援は止むことはなく、ダブルアンコールへ。佐々木が「私たちの夢の話をしたのにまだ歌ってない歌がある」と話すと、東京ドームへの思いが込められた楽曲「約束の卵2020」を披露。メンバーも観客もグループカラーの空色のサイリウムライトを掲げ、日向坂46の新たな目標をスタートするとともに、公演を締めくくった。