『ハンガー・ゲーム0』、「ルーシー・グレイは65年後のカットニスの原型」レイチェル・ゼグラーのインタビュー映像解禁
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トム・ブライスが主演する映画『ハンガー・ゲーム0』より、歌と演技で魅せるヒロイン役を演じるレイチェル・ゼグラーのインタビュー映像が解禁された。
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国家パネムの首都キャピトルに反乱を起こした12の地区を戒めるため、毎年各地区から少年少女が1名ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを行う恐怖の催し“ハンガー・ゲーム”。全世界1億部を突破した同名ベストセラー小説を映画化し、全世界4400億円を記録した世界的メガヒットシリーズの最新作は、『ハンガー・ゲーム』でジェニファー・ローレンスが演じたカットニス・エバディーンが第12地区のプレーヤーとして志願する64年前にして、ドナルド・サザーランドが演じたコリオレーナス・スノーがパネムの独裁者として君臨する数十年前に当たる前日譚(たん)。
主人公コリオレーナス・スノーをトム・ブライス、ヒロインのルーシー・グレイをレイチェル・ゼグラーが演じる。さらに、ヘッド・ゲームメーカーのヴォラムニア・ゴール博士にヴィオラ・デイヴィス、ゲーム考案者のキャスカ・ハイボトムにピーター・ディンクレイジ、ゲーム司会者のラッキー・フリッカーマンにジェイソン・シュワルツマン、スノーの従姉のタイガレス・スノーにハンター・シェイファー、スノーの同級生のセジャナス・プリンツにジョシュ・アンドレス・リベラなど、名声を誇るベテランと今を時めくアップカミングの俳優たちが脇を固めている。
監督は『アイ・アム・レジェンド』『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンスが務め、脚本は『マクベス』『アサシン クリード』のマイケル・レスリー、『リトル・ミス・サンシャイン』『ハンガー・ゲーム2』のマイケル・アーントが担当。原作は『ハンガー・ゲーム』シリーズのスーザン・コリンズが書き下ろしている。
アメリカの若者たちから高い支持を集め、全米興行収入1億ドルを突破した本作。第10回ハンガー・ゲームで第12地区のプレイヤーとなるルーシー・グレイ・ベアードを演じるのはレイチェル・ゼグラーだ。スティーヴン・スピルバーグ監督作『ウエスト・サイド・ストーリー』のオーディションを勝ち抜き、いきなり映画主演デビューを果たしたシンデレラガールとして注目を集め、その高い演技力と奇跡の歌声が評価され、ゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得。等身大で飾らない性格と、小柄でキュートなルックスで世界中のティーンエージャーの心を掴んでいる。
そんな彼女が演じるルーシー・グレイは、ミュージシャン仲間たちと各地を放浪し、音楽を生業とするアーティスト。ある因縁がきっかけで第12地区のプレイヤーに選ばれてしまうが、ゲーム内でも歌を武器に人々を魅了していく。レイチェルは持ち前の歌唱力と演技力で、原作のイメージと違わぬ第12地区の歌姫を熱演している。
もともと原作小説の大ファンだと語る彼女は、「大好きなシリーズで、“好きな本”(を聞かれた時)の場合も『ハンガー・ゲーム』と答える」と“ハンガー・ゲーム愛”を明かす。また、自身が演じた役柄については、「ルーシー・グレイはすごく魅力的で、65年後のカットニスの原型と言える人物よ。一言で表せば“気まぐれ”ね。先の行動が読めない」と直感で行動するキャラクターの魅力を解き明かしている。
本作ではプライベートで恋人同士でもあるジョシュ・アンドレス・リベラとも再び共演を果たしたレイチェル。『ウエスト・サイド・ストーリー』で出会ったふたりは、ファン公認のカップルとして知られる。レイチェルのSNSアカウントでは、仲睦まじい写真も多く投稿され、世間から隠れることなく関係性を公表するその姿勢も、彼女が若い女子たちから人気を集める大きな理由のひとつ。
ジョシュは、主人公コリオレーナス・スノーの同級生で親友でもあるセジャナス・プリンツを演じている。レイチェルは彼について、「ジョシュを見て皆、セジャナスの配役に納得した。彼の俳優としての力よ。ニュアンスを心得ている。セジャナスのように複雑な役の感情もつかめるの」とその演技力を絶賛。一方、ジョシュも「レイチェルは優れた歌手であり、俳優としても突出していると思う。どんな感情も一瞬で引き出せる、彼女の演技にはいつも魅了されているよ」と称賛している。
レイチェルの才能の虜になっているのはジョシュだけではなく、共演者も同じだ。スノーを演じたトム・ブライスは、「歌う彼女はまさにルーシー・グレイそのものなんだ。たしか初めてレイチェルと会ったのは、オンラインでの読み合わせの時。リモートで感動することはあまりないけど、歌うレイチェルを見て泣いてしまったんだよ! 彼女は歌う時、驚くほど生き生きする。誰もがレイチェルに恋するよ」と、レイチェルの歌に思わず感涙してしまったと告白する。
さらに、ゲーム司会者のラッキー・フリッカーマンを演じたジェイソン・シュワルツマンも、「レイチェルがいなければこの映画は作れなかった。原作に出てくるルーシー・グレイは驚くべき歌唱力の持ち主で、“ルーシー・グレイ像”は読者によって異なる。でも、そのどちらにも共通しているのは、彼女の歌声に誰もが魅了されるという点だ。そんな歌姫を演じきれるのはレイチェルぐらいさ。歌手としても俳優としても優れていて、現場でも即座に歌い出せる。驚かされたよ。間近で見られて光栄だった」と、演技も歌も見事にこなすレイチェルに脱帽だ。
人々を魅了し続けるレイチェルの次回作は注目作ばかり。誰もが知る往年の人気アニメーション『白雪姫』を実写化するディズニーの『Snow White(原題)』ほか、A24が手掛ける青春ディザスター・コメディの『Y2K(原題)』、ニコール・キッドマン、ハビエル・バルデムら豪華スターとボイスキャストとして共演するアニメーション映画の『Spellbound(原題)』などが続いており、今後も彼女の活躍から目が離せない。
映画『ハンガー・ゲーム0』は、12月22日より全国公開。