演歌歌手・八代亜紀さん死去、73歳 「膠原病」で昨年8月活動休止
演歌歌手の八代亜紀さんが昨年末に亡くなっていたことが分かった。八代さんの公式サイトが9日、発表した。73歳だった。
【写真】坂本龍一さん、ryuchellさん <エンタメ界・2023年に亡くなった方々>
八代さんが所属するミリオン企画による公式サイトでは「2023年9月に膠原病の一種であり指定難病である抗 MDA5 抗体陽性皮膚筋炎と 急速進行性間質性肺炎を発症し療養を続けておりました弊社所属の八代亜紀が 12月30日に永眠いたしましたことを謹んでご報告申し上げます」と発表。「葬儀は八代自身の強い遺志により弊社スタッフのみで2024年1月8日に執り行いとても穏やかな顔で旅立ちました」としている。
公式サイトでは八代さんについて「代弁者として歌を歌い 表現者として絵を描くことを愛し続けた人生の中で常に大切にしていた言葉は『ありがとう』でした」と紹介し、「療養期間中も傍で支えるスタッフや医療従事者の皆様に『みんなありがとう』と感謝を伝え最期まで八代亜紀らしい人柄が滲み出ておりました」と、その最期を伝えている。また、後日にお別れの会を執り行うことも予告している。
八代さんは1950年8月29日、熊本県八代郡生まれ。1971年にテイチクより「愛は死んでも」でデビュー。1973年に「なみだ恋」が120万枚とヒットした後も「しのび恋」「愛ひとすじ」「おんなの夢」「ともしび」「花水仙」「もう一度逢いたい」「おんな港町」「愛の終着駅」など、女心を歌った歌で次々とヒット曲を連発した。映画やドラマに女優として出演したほか、『8時だョ!全員集合』(TBS系)や『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)などでコントにも出演し、お茶の間でおなじみだった。