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田中圭「春田をやってきて良かった」 『おっさんずラブ』ファミリーがクランクアップ!

ドラマ

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三浦翔平

■井浦新(和泉幸役)

――クランクアップを迎えた今のお気持ちは?

 こんなに体感時間が短く感じた現場はないくらい、本当にあっという間に終わってしまったことに驚いていますし、毎日が楽しくて、心が癒やされる現場でした。クランクイン前は、「部活みたいな現場だろう」と思っていたんですが、一歩足を踏み入れると、部活じゃなかったんです。外から見ていた印象だと、俳優部は部活のように、みんなそれぞれ呼吸が合って、手の内がわかってやっているんだろうと思っていたんです。だからこそ、新しく入っていく者としては、それをキャッチしなきゃとか、そこにどうやって入っていくか…と、いろんなことを考えていたんですが、実際は職人やアーティストたちの戦場というかライブ会場というか…。『おっさんずラブ』という作品を積み重ねてきたからこそ出来上がっている部分もあるけれど、まったく予定調和の中でやっていないんです。俳優部は芝居を更新しようと常にせめぎ合っていて、みんなすごく考えて、挑戦し続けている、戦いの場でもありました。

 この作品の楽しさや面白さ、切なさというものは俳優たちだけでできるわけじゃなくて、それをちゃんと捉えて、切り取って、編集して一つの作品にするというスタッフの皆さんのおかげ。「今までのような『おっさんずラブ』を撮ろう」ではなく、本当にみんなが「まだ見たことのない『おっさんずラブ』を撮ろう」という目標に向かっている素晴らしいチームでした。ラブコメでもシリアスな作品でも撮影では同じようにエネルギーを使って、確実に削り取られるんですが、この作品では、現場に来てリカバリーされるというすごく不思議な体験をさせていただきました。いつも俳優の愛と狂気を余すところなく撮って作品にしてくださったスタッフの皆さんに感謝しています。

――キャストの皆さんとご一緒してみていかがでしたか?

 僕は圭くんが20代の初め頃に一度ご一緒したんですが、その時は、器用でなんでもできる若手という印象だったんです。それから何回か一緒になった時、ご本人はそんなことないかもしれないんですが、実は僕が勝手に少し心配していた時期があったんです。でも今回、春田と秋斗という2役で共演したら、この現場の中心にいる彼は、どこを切り取っても、いつも楽しそうなんです。その姿を見た時に、圭くんがこの作品を本当に大切にしていることが伝わってきました。ここで呼吸している圭くんはとても生き生きとしている。圭くん自身がさらにアップデートした春田に挑戦しているのをすごく感じましたし、座長としての居方も本当に素敵で…。俳優を超えて、田中圭くんの人間力にみんなが吸引されているんだなというのを、このチームに入って実感させられました。本当に素晴らしい一座を作ってくださってありがとうございました。

 鋼太郎さんは、いち『おっさんずラブ』ファンとして、ガッツリご一緒させていただきたいと思っていた先輩でした。鋼太郎さんの背中を見ていると、「自分ももっとやらなきゃ!」って励まされるんです。キャリアがあるから引き出しも多いだろうなんて、そんな簡単なことではなくて、本当に1シーン1シーン、いつも“何ができるのか”と挑戦している姿に、刺激というよりも勇気をいただきました。同時に「諦めるなよ」と、突きつけられているようにも感じました。鋼太郎さんと長い時間一緒に過ごさせてもらえて、学ばせてもらったこと、得たものはすごく大きいです。

 そして、遣都くんはすごく好きな俳優さんなんです。仲良くなりたいという僕の気持ちが空回りしたところもあるんですが(笑)、もちろん遣都くんには遣都くんのリズムやペースというものがあって。それがわかった時に、遣都くんが言葉にしなくてもすごく心を寄せてくれていることや、気にかけてくれていることがすごく明確にわかったんです。心を通わせ合えたことをキャッチできたので、今後の俳優・林遣都との付き合い方のコツを手に入れられた気がしていて、とても感謝しています。

――多くのシーンでご一緒された三浦翔平さんに掛ける言葉は?

 あんまり仲良くないので、ちょっとよくわからない俳優さんですね、またどっかで会えたらいいかな、くらいです。――というのは冗談で(笑)。今回、僕と翔平くんは2人にしか楽しめない時間を過ごしました。大河ドラマでは親子役だったこともあり、あっちでは親子、こっちでは恋愛関係があったりして…。視聴者の方々も混乱すると思うんですが、一番バグッていたのは僕たちなんです(笑)。撮影期間はお互い大変な時期だったと思うので、それを一緒に乗り越えてクランクアップを迎えられたことが本当にうれしいです。彼にはいっぱい迷惑も…いや迷惑はかけてないな(笑)。でもありがたいという気持ちがすごく大きいです。

■三浦翔平(六道菊之助役)

――クランクアップを迎えた今のお気持ちは?

 正直、まだ終わった実感はないんですが…振り返ると、本当に楽しい現場でした。圭くんをはじめ、遣都と鋼太郎さんが3人で初代『おっさんずラブ』から作り上げてきた関係性が、この『おっさんずラブ‐リターンズ‐』まで繋がっている、そんなすでに出来上がったチームに入る時は結構大変だったんですが、いざ終わってみれば、非常に楽しいチームに入らせてもらったなという気持ちです。最初は少なからず緊張していたんですが、圭くんをはじめ、皆さんが温かく受け入れてくださったおかげで、本当に楽しい現場になりました。

――キャストの皆さんとご一緒してみていかがでしたか?

 皆さん本当に上手な方たちばかりですので、改めてお芝居の楽しさを感じたり、たくさん勉強することができました。圭くんしかり、鋼太郎さんしかり、遣都しかり…自分にないものをいっぱいもっている方ばかりなので、それをたくさん吸収させていただいたなと思います。

――多くのシーンでご一緒された井浦新さんに掛ける言葉は?

 非常にナチュラルで自然体な2人の空気感が、菊と和泉の良さにも繋がったのかなと感じています。井浦さんが菊の切ない部分をより一層掘り下げてくださったので、とても感謝しています。

――印象に残っているシーンや出来事はありますか?

 シーンで言えば、やっぱり5話の温泉での乱闘が非常に面白かったです。エネルギーとエネルギーがぶつかり合うところだったので、やっぱり印象的ですね。ほかにも毎シーン毎シーン、コメディーの部分と心が温かくなるエピソードなど、いろんな要素がある中、菊は前半わりと謎めいていたのですが、後半に進むにつれて、鋼太郎さんとのお芝居が多くなっていったんです。間や表情、セリフの発し方など、非常に勉強になりましたし、鋼太郎さんのおかげで、今回非常にレベルアップできたなと思います。

――最終回を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

 初代『おっさんずラブ』から応援してくださっている人たちがたくさんいる作品なので、その方たちからしたら新参者だと思われているかもしれないのですが…良い新しい風になれたのかなと思っておりますので、どうか温かい目で最終回を見ていただければと思います。とても心が温まるラストになっていますので、最後まで応援よろしくお願いします!

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