野沢雅子「かめはめ波」生披露も! 豪華声優陣が登壇した「フジテレビアニメラインナップ発表会2024」レポート
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2024年度の新作・新情報を一挙紹介する「フジテレビアニメラインナップ発表会2024」が11日東京・お台場のフジテレビ本社にて開催。YouTubeでLIVE配信された。
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本イベントでは、2024年に放送予定の深夜アニメ枠「ノイタミナ」「+Ultra」「B8station」の放送ラインナップと解禁情報に加え、ショートコンテンツや映画に関する最新情報も公開された。
開会の挨拶では、専務取締役である大多亮氏が、鳥山明さんと声優のTARAKOさんの訃報を受け、彼らの貢献に対する深い感謝と哀悼の意を表した。
イベントは「+Ultra」枠からスタートし、『喧嘩独学』のキャスト、丹羽哲士(志村光太役)、岡本信彦(金子亨役)、ファイルーズあい(八潮秋役)、石川由依(朝宮夏帆役)、石川界人(新庄玲央役)が登壇。丹羽は、主演を務める喜びを語り「毎話色々な方に助けられ、全部を出し切って収録しています。みなさん見てください!」と本作への意気込みを語った。岡本は「痛快な作品になっています。このアニメを見てストレス解消をしてもらえたら」、ファイルーズは「秋がなぜおっさん口調なのか気になったと思うんですけど、後々明かされていくのでお楽しみに」、石川由依は「力強く描かれた絵と、私たちの色々な方向に振り切った声の合わさった力を感じてもらえたら」、石川界人は「あまりこういう役をやることはないのですが、振り切って演じさせてもらっています。ヒールと呼ばれる我々にも注目してもらえたら」とそれぞれコメントした。
「ノイタミナ」枠では、『うる星やつら』の神谷浩史(諸星あたる役)と上坂すみれ(ラム役)が印象深いエピソードについて語る。神谷は「イヤーマッフルの怪」を挙げ、「自分が演じるあたるがテンちゃんと入れ替わり、あたるの体でテンちゃん特有の、関西弁を思わせるユニークな話し方をするのが面白かった」と語った。一方、上坂は「ラムちゃん、牛になる!?」のエピソードをお気に入りとして挙げ、「お話的にはギャグぽい要素もあるんですけど、ラムちゃんが牛になってもあたるはそばにいてくれるのかって真剣に考えてるラムちゃんがかわいくて」とその理由を明かした。
最後の挨拶では、神谷がアニメの終焉を惜しみ「最終回を録り終えたら燃え尽きてしまうかもしれない」と感情を露わにしながらも、「絶対悪いようにはしませんので、最後までお付き合いください」という言葉で強い決意を示した。上坂も「終わりを迎えるのは寂しいけれど、原作を読んだ時のあの衝撃を、アニメで再現してみなさんにも感じてもらいたい」と語り、ステージを締め括った。
その後、『先輩はおとこのこ』から梅田修一朗(花岡まこと役)と関根明良(蒼井咲役)が自身の演じるキャラクターや作品の魅力について語った。梅田は「まこと先輩のようなキャラクターとは出会ったことがなかったので、僕にとっても初めての経験でした。でも特別に違うことはなく、1人の男の子として向き合いました」とコメント。関根は「複雑ですごく繊細で優しい物語。皆さんが楽しんでいただけるように、私たちも作品に寄り添って作っていきたいです」と意気込みを語った。
「B8station」枠では、『時光代理人 -LINK CLICK- II』の豊永利行(トキ / 程小時役)が第2期の始まりについて言及し、新キャラクターとして中村悠一(銭進役)の参加を発表。豊永は「(中村のキャラクターは)何かしでかしますよね(笑)。第2期、最後までご覧になっていただけると!」とファンへの期待を呼びかけた。
また、『下の階には澪がいる』からは、河本啓佑(杉浦陽役)、大久保瑠美(桃井真珠役)、沼倉愛美(三国紗羅役)が登壇。それぞれが演じるキャラクターについて、河本は「陽は特に秀でたところもないけどマイナスなところも持ってない、親しみやすいキャラクター」、大久保は「真珠は陽に愛されているものの、のらりくらりと振り回す女の子」、沼倉は「紗羅は出会ったばかりの陽に対しても積極的にアプローチする女の子」と解説した。最後に河本は「魅力的な女性キャラクターが揃っているので、視聴者が陽に共感してもらえるように演じていきたい」と意気込みを語った。
イベントの締めくくりには、『ドラゴンボールDAIMA』のステージが設けられ、野沢雅子(悟空役)とカプセルコーポレーション・トーキョーの伊能昭夫氏が登場。ステージに姿を見せた野沢は「おっす! オラ悟空!」と挨拶して会場を沸かせた。そして、鳥山明さんによる完全新作である『ドラゴンボールDAIMA』が、2024年秋よりフジテレビで放送されることを発表。会場に流されたPVを見た野沢は「悟空が動くとつい声を当てようと思っちゃって(笑)」と、会場の笑いを誘った。また、伊能氏は「鳥山先生の創られた作品世界をしっかり作っていくのが我々の使命だと思います。最高の作品に仕上げてみなさんにお届けしたい」と新作への強い意気込みを示した。
最後に、司会者から「鳥山先生に届くように」という願いを受け、野沢は「か~め~は~め~波~!」を生披露。この悟空のかめはめ波に、会場はこの日一番の熱い拍手を送り、イベントは閉幕した。