アン・ハサウェイ演じる妻がスランプに悩む夫を支える『ブルックリンでオペラを』新たな本編映像公開
関連 :
アン・ハサウェイ主演の映画『ブルックリンでオペラを』より、ブライス・デスナーの音楽に乗せそれぞれの交錯する思いをとらえた本編映像が公開された。
【動画】オペラは大成功、なのに作曲家の夫が逃げ出した!? 映画『ブルックリンでオペラを』本編映像
本作は、愛犬の散歩から始まる、驚きと感動のハッピー・ストーリー。一見幸せそうな夫婦に訪れた突然の出会いが、それぞれの人生に“想定外の愛”をもたらすまでを描く。
主演は『プラダを着た悪魔』のアカデミー賞俳優アン・ハサウェイ。脚本に惚れ込み、自らプロデューサーも務めている。数々の作品を大ヒットへと導いた彼女が、20年越しの願いを叶えて組んだ監督は、『50歳の恋愛白書』などを手掛けたロマコメの名匠レベッカ・ミラー。共演は、大旋風を巻き起こした大人気テレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』でゴールデングローブ賞を受賞したピーター・ディンクレイジと、アカデミー賞(R)受賞俳優のマリサ・トメイ。
この度解禁された本編映像は、曳船の船長であるカトリーナ(マリサ・トメイ)との運命的な出会いにインスピレーションを受け、人生最大のスランプを脱した現代オペラ作曲家のスティーブン(ピーター・ディンクレイジ)の新作舞台のお披露目直後のシーンから始まる。舞台は大成功を収めたにもかかわらず、慌てて会場を走り去るスティーブン。観劇していた妻のパトリシア(アン・ハサウェイ)は「ハニー、電話して。心配なの」と、姿を見せないスティーブンを思いやる。心配しつつ息子のジュリアン(エヴァン・エリソン)と自宅に戻るパトリシアを出迎えたのは、布団に隠れて「もっと観客を圧倒してやりたかった」と寝込むスティーブンだった…。
このスティーブン一家の一筋縄ではいかない様子に乗せて流れるのは、本作の音楽を担当したブライス・デスナーによる楽曲。デスナーが取り組むプロジェクトは、オペラや映画音楽のみにとどまらず、00年代以降のインディーズシーンを代表するバンド、ザ・ナショナルとしての活動まで多岐にわたる。クラシック曲”Filament”とザ・ナショナルのアルバム”Sleep Well Beast”でグラミー賞を2度受賞しており、ガーディアン誌に“ロックとクラシックの間を流動的に行き来する”と絶賛された、今日の音楽界で最も稀有な作曲家の1人だ。監督を務めたレベッカ・ミラーは劇中歌について「ピアノを多用したいと私とブライスは考えていました。ブライスは、水面に反射する太陽の光のような音楽を作ろうとしており、それは見事に成功したと思います」と明かす。
実際に今回解禁された映像では、人生最大のスランプに陥った作曲家の揺れ動く不安定な感情を表しているように、物語全体において、劇中歌は感情の拠りどころとして極めて重要な役割を果たしている。水面に反射する太陽の光のように無数の光の粒子が飛び交い、さまざまな表情を見せてくれる劇中歌にも注目したい。
映画『ブルックリンでオペラを』は、4月5日より劇場公開。