黒沢ともよ、『響け!ユーフォニアム3』の見どころをアピール「最終章にふさわしい新シリーズに」
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3月23日・24日の2日間にわたって東京ビッグサイトにて行われている、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」。23日には、会場内REDステージでTVアニメ『響け!ユーフォニアム3』放送直前スペシャルステージが開催。黒沢ともよ(黄前久美子役)、朝井彩加(加藤葉月役)、豊田萌絵(川島緑輝役)、安済知佳(高坂麗奈役)、戸松遥(黒江真由役)、雨宮天(久石奏役)、石谷春貴(塚本秀一役)が登壇し、間もなく放送となる新シリーズの見どころを語った。
【別カット】『響け!ユーフォニアム3』の魅力を語る黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳
『響け!ユーフォニアム』は、京都アニメーションが手掛ける吹奏楽アニメシリーズ。北宇治高校吹奏楽部を舞台に主人公・黄前久美子が奮闘する。4月7日よりNHK Eテレにて放送開始予定の最新シリーズ『響け!ユーフォニアム3』では、3年生になり部長となった久美子と北宇治高校吹奏楽部の部員たちを描く。
本作の1期が放送されたのが2015年。それから約9年が経っていることから、ステージではシリーズの振り返りが行われた。「3期を見たくなる!『ユーフォ』の魅力3選」と題されたコーナーでは、テーマに沿った3つのまとめ映像が公開。滝昇の姿が映し出される度に彼のことが大好きな安済がソワソワしたり、「かっこいいー!」と叫んだりして観客の笑いを誘う。
この安済の行動がよほど面白かったのか、雨宮はお腹を抱えて笑い「現場でもそうですもんね」とアフレコ現場の雰囲気も明らかにした。なんと過去には滝を巡って他キャストと討論したこともあるそうで「麗奈と滝先生が結婚するイメージが湧かない」という話になり、「湧く派」は安済のみ。その他みんなが「湧かない派」だったというエピソードが告白されると、またしても会場から大爆笑が巻き起こっていた。
その後は、本日初解禁となるPVが公開。今作より登場する黒江真由が久美子にとって、また北宇治高校吹奏楽部にとって重要なキャラクターになりそうな予感が漂う。久美子たち新3年生にとって最後のコンクールがどうなっていくのか、放送が待ち遠しくなる映像となっていた。
黒江役として今作からシリーズ初参加となる戸松は「1話の収録に参加する時は、本当に転校生の気分でした。私だけ全話分のシナリオをいただいていたので、あえて収録前日に最終話を読んで臨んだのですが、ヒリヒリしていました」とのこと。しかし、「現場はこういう空気感だったから(笑)」とすぐに雰囲気に馴染めたと笑顔を見せる。
久美子・真由と同じユーフォチームに所属する雨宮は「奏は久美子先輩が大好きなので、そんな中に現れた黒江には思うところがあったり…」と複雑な心境を吐露。だが「黒江先輩が来たことや、時間の経過もあって、奏の表情は豊かになっています」と前作から変化が見られると語った。
そして、気になる幹部組(部長・久美子、副部長・秀一、ドラムメジャー・麗奈)のバランスについては、黒沢は「絶妙」とコメント。石谷も「今までシリーズになかった形で、バランスがとれている。でも、真ん中の久美子は大変だろうなって(笑)」と言い、「麗奈と秀一が話しているのは、今回からな気がするんですよ。今までは一方的に投げられていたから(笑)。またこの3人も変わっていく部分もあるので、楽しみにしていてください」と関係性の変化も見どころだとアピールした。
最後に、キャストを代表して黒沢が「もうすぐ9年目になる『ユーフォ』シリーズですが、最終章にふさわしい、とても色んな事が起こります。でも、部活ってそういうものだったよね! 懐かしいと思う部分もありつつ、社会人の方にもわかってもらえる部分もたくさんあるシリーズになっています。最後まで楽しみ尽くしてくれたら!」とメッセージ。観客と一緒に「北宇治ファイト、オー!」という掛け声を会場に響かせ、ステージを締めくくった。