ジェイク・ギレンホール、オーディション落ちの経験を前向きに振り返る「クールだった」ノーラン監督から直接電話も
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『ブロークバック・マウンテン』や『サウスポー』などに出演するジェイク・ギレンホールだが、クリストファー・ノーラン監督の『バットマン ビギンズ』のオーディションを受けたものの最終選考で落ちたそう。監督から直接連絡をもらったことを振り返り、「クールだった」と語った。
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この度ジェイクが、ラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」に出演。ノーラン監督の『バットマン ビギンズ』と、バズ・ラーマン監督の『ムーラン・ルージュ』のオーディションに落ちた時のことを振り返った。
『ムーラン・ルージュ』には、後に『ブロークバック・マウンテン』で共演することになるヒース・レジャーも最終選考に残っていたそうだ。「なぜ落ちたか分からなくて、がっかりした。ヒースも俺も、落胆したよ」「だけどあれはユアン・マクレガーにぴったりの役だった。それが分かったら、『次がある。次のオーディションに挑戦あるのみ。別の役を獲得してやる』、そういう態度で挑み続けた」と語った。
この数年後、今度はバットマンの役をクリスチャン・ベールに譲ることになったが、この時もヘルシーなマインドを維持し、乗り越えたと語る。「ノーラン監督とラーマン監督は、(落ちたことを)直接伝えてくれた」「2人ともその理由を教えてくれた。ここまで残ったからには、役を獲得するだけの理由があると言ってくれた。ただ『ありがとう』というだけじゃなくて、『君のこの部分は是非欲しかったし、素晴らしいけれど、最終的には、こうすることにした。君とは正反対の人、もしくは正反対の演技をする人の方がより良いという結論に至ったんだ』という風に伝えてくれた。髪色がもっと明るいとか、身長とか、理由は様々だ。不可解な要因なんて何もなくて、そんなことにこだわっていたら健全じゃない」
また、監督自ら連絡をくれたことで、前向きになれたとも語る。「クリストファー・ノーランから電話をもらった時のことを思い出す。『クリストファー・ノーランが個人的に電話してくれたぞ。なんてクールなんだ。ここまで来た。俺のことを良く知らない状態から、真剣に検討したと言ってもらえるまでになったんだ。だから大丈夫。このまま続けるべきだ。頑張るぞ』と思った」と振り返っている。
このマインドセットのおかげか、彼はこの後『ブロークバック・マウンテン』と『ジャーヘッド』に続けて出演。両作でジェイクは注目を集めることに成功した。