柴咲コウ、西島秀俊ら共演! 復讐の果てに待つ衝撃の真相とは―黒沢清監督作『蛇の道』予告編解禁
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柴咲コウが主演、西島秀俊と青木崇高が共演する、黒沢清が監督・脚本を務める日仏共同製作映画『蛇の道』より、予告編とメインビジュアルが解禁された。
【動画】柴咲コウ、フランス語を使いこなして謎の精神科医を怪演 『蛇の道』予告編
本作は、1998年2月21日に日本で劇場公開されたサスペンス映画『蛇の道』を、黒沢監督初の試みとしてセルフリメーク。監督自身が「僕のこれまでのキャリアの中で最高傑作ができた」と語る、最新作にして黒沢監督の真骨頂ともいえる作品として完成した。
何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)。偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、殺意を燃やす。「誰に、なぜ、娘は殺されたのか」。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で、次第に明らかになっていく真相。「必ずこの手で犯人に報いを」。その先に待っているのは、人の道か、蛇の道か―。
全編フランスロケ、フランス語にて撮影された本作の主人公の精神科医・新島小夜子役を演じるのは柴咲コウ。他人の復讐(ふくしゅう)に協力する謎に包まれた精神科医という難しい役どころを、撮影の約半年前からフランス語のレッスンを受け見事に演じ切った。一方、殺された娘の復讐に燃える男・アルベール役を演じるのはフランスの俳優ダミアン・ボナール。
さらに、パリで精神科医として働く小夜子の元に通う患者・吉村役を、黒沢監督とは『クリーピー 偽りの隣人』(2016)を含む4作品でタッグを組んできた西島秀俊が担当。小夜子の夫・宗一郎役を、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した『ゴジラ‐1.0』で重要な役どころを好演した青木崇高が演じる。
予告編は、アルベールと小夜子が病院で出会い、協力して犯人と思われる男を誘拐、監禁し、徹底的に復讐を実行していく様子から始まる。「長かった復讐もゴール間近ね」とつぶやく小夜子に対し、アルベールが「君の協力のおかげだ」と感謝。この復讐は終わる、はずだった…。
次のシーンで、娘の死はある組織の陰謀によるものだということが明らかになると、物語は一気に加速していく。「相手は本物の悪魔だ」と語るアルベール。小夜子の患者である吉村(西島秀俊)は処方された薬を飲み「まさかこれ毒じゃないですよね」と不気味な笑みを浮かべ、さらに小夜子の夫・宗一郎(青木崇高)もオンライン越しに登場するなど、復讐と並行して小夜子の身の回りで奇妙な出来事が起こっていることが垣間見える。最後は「そろそろ ゲームを終わらせましょう?」という小夜子のセリフで終了。復讐の果てに待つ、衝撃の真相とはいったい何なのか。
メインビジュアルは、娘の復讐に燃える父・アルベール(ダミアン・ボナール)と復讐に手を貸す精神科医・小夜子(柴咲コウ)の姿が写し出されたもの。2人の手にしっかりと握られている袋には、人らしき何かが入っている。アルベールは小夜子の方を、小夜子は前を向いており、美しい草原の景色とは裏腹に不穏な空気が漂う。いったい、小夜子は何を抱えているのか。柴咲コウが放つ冷たく鋭い視線に胸がざわつくメインビジュアルとなっている。
映画『蛇の道』は、6月14日より全国公開。
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