朝ドラ父親役・岡部たかし、今夜『情熱大陸』出演 「おもろいか、おもろないか」 追い求めるのは人間の性
4月28日23時放送の『情熱大陸』(MBS・TBS系)に、俳優の岡部たかしが登場。連続テレビ小説『虎に翼』でヒロインの父親役を演じるほか、舞台、映画と引っ張りだこな51歳の姿に迫る。
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初めて岡部たかしと挨拶を交わしたのは去年9月、自身が立ち上げた演劇ユニット「切実」の稽古場だった。
芝居中は一瞬たりとも気を抜かず、役の空気を纏っているが、稽古や本番が終わると一転、お茶目な表情をクルクルと変えながら周囲を和ませる。
今でこそ売れっ子の岡部だが、ここまでの道のりは順風満帆ではなかった。高校卒業後、建設会社で現場監督を務めたが、職場に馴染めず1年で退社。フリーター生活が続くなか、大阪で観た「劇団東京乾電池」の公演に感銘を受けて役者を志し、24歳で上京する。役者とアルバイトを掛け持ちする日々で、うまくいかない状況を周りのせいにすることもあった。
ただただ楽しくて続けた役者の道に転機が訪れる。
2022年ドラマ『エルピス —希望、あるいは災い—』の村井役で一躍全国に名が広まり、今やNHKの連続テレビ小説にも続けて出演するほど、引っ張りだこだ。
ドラマ、映画、舞台、日々様々な役と向き合う。人間の面白さは、喜びや楽しみだけでなく、悲しみや怒りの中にもあるという。
「やっぱり面白くしたい。人間は誰しも複雑だけど、どこか滑稽やから。どの役を演じても、おもろいと思われたい」
山あり谷ありで来た51歳が夢中で演じる“おもろい”とは――。
岡部たかしが登場する『情熱大陸』は、MBS・TBS系にて4月28日23時放送。