多部未華子、『インサイド・ヘッド2』の新たな感情“シンパイ”役日本版声優に!
ディズニー&ピクサーによるアニメ映画『インサイド・ヘッド2』の日本版声優に、ピクサー声優初挑戦となる多部未華子が決定した。少女ライリーの頭の中に現れた新たな感情“シンパイ”役を務める。
【写真】多部未華子、ピクサー声優初挑戦「一生懸命頑張りたい」 アフレコの様子
本作は、どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台にした物語を描き、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『インサイド・ヘッド』の続編。前作に引き続きメグ・レフォヴが脚本を担当し、『モンスターズ・ユニバーシティ』などでストーリースーパーバイザーとして実力を磨いてきたケルシー・マンが監督を務める。
主人公は、思春期を迎え、高校入学という人生の大きな転機を迎えた少女・ライリー。そんな彼女を子供の頃から見守って来た頭の中の感情・ヨロコビやカナシミたちの前に、シンパイ率いる“大人の感情”たちが現れ、感情の嵐が巻き起こる。
新たに登場する“大人の感情”たちのリーダー的存在で、最悪の将来を想像し、あたふたと必要以上に準備してしまう“シンパイ”の日本版声優を務めるのは多部未華子。多部が、ディズニー&ピクサー映画の日本版声優に初挑戦する。
US本社のオーディションを経て“シンパイ”役を射止めた多部は、「もともとディズニー&ピクサー作品が大好きで、前作『インサイド・ヘッド』も映画館に観に行き、とても好きな作品でした。今回新たな感情の“シンパイ”というキャラクターで、自分の声で残せるのはとても嬉しいなと思いましたし、一生懸命頑張りたい」と喜びを明かした。
自身も劇場で鑑賞したという前作『インサイド・ヘッド』については、「感情は誰もが持っているもので、どの感情も必要なものだから、それを物語にするのは凄く面白いなと思いました。今回はライリーが思春期をむかえることで、誰もが経験したことがあるような感情たちが登場する発想が凄いなぁ」と“もしもの世界”を描くピクサー作品ならではの魅力を熱弁。
多部自身もお気に入りの作品の続編である本作で演じる“シンパイ”について、「人がわからない未来のことを先に想像して、必要以上に準備をしてあらゆる問題が起こってもどうにかなるように、ちょっとせかせかしていたり、落ち着きがなかったり、でも自分は良かれと思っているので正義感があったりと、個性的な性格のキャラクターです。他の感情とはまた一癖二癖も違った表現や声の出し方の特徴をつかむのに必死でした。“シンパイ”という感情は生きていく上でとても大切な感情だと思うので、その良さと癖のバランスをとるのが難しかったです」と収録を振り返りつつ、個性的でありながら愛すべきキャラクターであることを語る。
そんな“シンパイ”という感情について多部自身は、「心配しすぎて荷物は多いタイプなので、小さいことですけれど、これ持っておいてよかった!と心配することで助けられている部分はあります」と普段から助けられていることを明かした。
カラフルな感情たちの世界を舞台に感動的な物語が描かれる本作については、「思春期とか、人生の転機で感情がどんどん芽生える瞬間は誰もが通ってきただろうし、もしくはこれからも通るかもしれない道なので、誰もがぐっと共感できて泣ける作品になっていると思います。感情はどれも必要不可欠なもので、色んな感情で支え合ったり、乗り越えていったりしながら人生を歩んでいくと思うんですけど、観た後は自己肯定を高めてくれるようなキラキラした作品だと思ったので、大人の方にもたくさん共感していただける作品になっていると思います」と作品への自信をのぞかせた。
マン監督は「新しいキャラクターの“シンパイ”は、子どもの頃からライリーを見守る感情たちと初めて出会います。でもそれは私たちの頭の中で何が起こっているのかを考えてみると、とても理にかなっていると思います」と語っている。
映画『インサイド・ヘッド2』は、8月1日より全国公開。