日向坂46・高本彩花が卒業セレモニー ラストでメンバー全員集結「幸せでかけがえのない8年間」
日向坂46のアンダーメンバー「ひなた坂46」が3日、4日に神奈川県・パシフィコ横浜 国立大ホールで「11th Single ひなた坂46 LIVE」を開催。4日には、一期生・高本彩花の卒業セレモニーが行われた。
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本編が終わり、アンコールでは、高本の卒業セレモニーへ。ピンクのパステルカラーのドレスに、ティアラを付けた高本は登場したときから、涙ぐんでいた。
伝えたいことを手紙にしてきたという高本は、8年前の2016年に「けやき坂46」のメンバーとして活動を始めたことを振り返り、「ひらがなけやきとして過ごした時間も本当に大切で、何よりも大切にしています」といい、2018年の「『走り出す瞬間』ツアー」の思い出を回顧。「思い出深いツアーをしたこのパシフィコ横浜で、卒業セレモニーをさせていただけることを本当に幸せに思います」と感謝した。
「中途半端で何事も長続きせずにずっと生きていた私ですが、ひらがなけやきと日向坂46は、初めて真剣にやり遂げたいと思えたことだったかもしれません」という高本は、「初めの頃はアイドルと自信を持って言えないくらい、ネガティブで自信のなかった私ですが、これまでの経験とファンの皆さんの支えが自信を与えてくれましたし、何事も前向きに考えられるようになりました。そして、たくさんの夢を叶えることができました。憧れだったアイドルになって、自分の考え方や人格がアイドルになる前の私よりも好きになれたことは人生の財産です」と8年間での自身の変化を語った。
今後については、「私は日向坂46を卒業し、新たな道へ進んでいきます。きっと険しい道のりもあると思います」としながらも「これまでの経験を生かして、新たなことにチャレンジしていきたいと思っています」と口にした。
一期生から四期生、ひなた坂46メンバーへの思いや、スタッフ、そしてファンへの感謝を述べた高本は、「卒業発表してから、幸せになってねという言葉をたくさんいただきました。もう十分溢れるくらいの大きな幸せを今いただいております。誰かの幸せを願えるって本当にすてきなことだと思います。おひさまの皆さんも幸せになってください。ずっと願っています。これから先も大好きです。アイドルになり、おひさまの皆さんと出会えたことが人生の宝物ですし、誇りです。最後になりますが、8年間、本当に本当にありがとうございました」と溢れる思いを語った。
高本の言葉に応えるように、会場からは大きく温かい拍手が送られると、「あやちゃん、来ちゃったよ〜」とライブに参加していなかった一期生の加藤史帆、佐々木久美、佐々木久美、東村芽依が登場。それぞれの思い出を語りあったところで、佐々木美玲が「あやはやりたい曲があるんですよね?」と尋ねると、高本は「最後にみんなでやりたい大好きな曲を披露したいと思います」と話し、6人で「おいで夏の境界線」を歌唱。続く、「Footsteps」では二期生の小坂菜緒も合流した。2曲披露した後で、佐々木美玲が「みんな呼んじゃいますか?」と呼び込むと、今回のライブに出演していなかったメンバーも姿を現し、日向坂46メンバー全員の28名がそろった。一同に介したところで高本が「みんなでやったら絶対楽しいだろうなっていう曲を」と紹介すると、「永遠の白線」をメンバー全員で披露した。
二期生の松田好花、三期生の上村ひなの、四期生の石塚瑶季、そして一期生の佐々木美玲が高本への思い出を語るなど思いは尽きないが、終わりの時は近づいてくる。高本が「私が日向坂46として歌う最後の曲になります」と切り出し、ラストの曲として「JOYFUL LOVE」を披露。高本は「おひさまの皆さんがつくってくれる最高の景色をステージの上で見られることがこれまで本当に幸せでした。私は卒業しますが、日向坂46はこれからもずっとキラキラ輝く、最高のアイドルです。これからも温かく応援してください。そして皆さんの記憶の中に、アイドルの日向坂46であった私が永遠に残りますように。8年間本当にありがとうございました」と感謝した。
高本の言葉の後には四期生の清水理央、三期生の山口陽世、二期生の濱岸ひより、そして一期生のそれぞれのメンバーから高本へのメッセージが送られ、最後に高本は「アイドル人生、悔いがありません。幸せでかけがえのない8年間でした。本当にありがとうございました」と感謝を送ると、メンバー全員とファンに見送られながら、ステージを後にした。
卒業セレモニーで終わりかと思われた本公演だが、ひなた坂46メンバーがダブルアンコールとして再度、「錆つかない剣を持て!」を披露。高本の卒業セレモニーとして、そして初のひなた坂46の単独ライブとしてのステージは幕を閉じた。