名取裕子、約40年ぶり披露の花魁姿は「重くてびっくり!」 『吉原炎上』五社英雄監督&京都撮影所との思い出振り返る
映画やドラマ、舞台で放つ圧倒的オーラと共に、バラエティ番組で見せる気さくな素顔も幅広い世代を惹きつけている俳優の名取裕子。主演を務めた “2時間サスペンス”の新たな可能性を追求する映画『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』では、同ジャンルの魅力をたっぷりと体現。素人探偵役として躍動するほか、代表作である『吉原炎上』(87)を彷彿させる花魁姿も披露するなど、あらゆる見どころを提供して観る者をワクワクさせてくれる。久々の花魁姿について「40年も経って、これをやるなんて! 重くて、びっくりしました」と笑顔を弾けさせた名取。『吉原炎上』の思い出や、“人を楽しませる”というモットーの原点。“2時間サスペンス”への想いを明かした。
【写真】お茶目な表情もかわいい! 名取裕子、インタビュー撮りおろしショット
◆2時間サスペンスの醍醐味が詰まった映画の完成に「親孝行をしてもらったよう」
昭和から平成にかけて民放各局で親しまれた“2時間サスペンス”を、令和の今、映画という新たな舞台で復活させるプロジェクト「2時間サスペンス THE MOVIEシリーズ」の第1弾となる本作。テレビショッピングで歴代最高売上を誇るレジェンドナビゲーターにしてカリスマバイヤー・青池春香(名取)と、紹介する商品が飛ぶように売れてしまう“実演販売の女王”・長野吉江(友近)。生放送の売上対決中、思いがけない殺人事件に巻き込まれた2人が、互いの知恵と洞察力を駆使して事件の核心へと迫っていく姿を描く。
企画の始まりについて、名取は「ありがたい親孝行をしてもらったよう」と経緯を振り返る。
「(1995年から2005年にわたって放送された名取主演の2時間サスペンス)『早乙女千春の添乗報告書シリーズ』のプロデューサーと、当時まだ会社に入りたてだった坊やが、30年経って立派なプロデューサーとなり、この企画を立ち上げてくれたんです。『2時間サスペンスの良さを伝えたい』というお話で、『できたらいいね。もし友近さんと一緒にやれたら、すごくいいな』と願いを口にしたら、すぐに友近さんにオファーをしてくださった。私、友近さんが大好きで。15年くらい前から舞台も観に行っているし、水谷千重子の公演にも出演させてもらったりしているくらい。そんな友近さんを口説いてくれて、一緒に2時間サスペンスをできるなんて、本当にありがたい気持ちです」。

名取と友近の丁々発止のやり取りにも胸が躍る本作は、 崖シーンから始まり、怒涛の回収劇と竹内まりやによる主題歌「シングル・アゲイン」へとなだれ込むにぎやかなクライマックスまで、2時間サスペンスの醍醐味がギュッと詰まっている。
『法医学教室の事件ファイル』や『地獄の花嫁』、『早乙女千春の添乗報告書』 など数々の2時間サスペンスシリーズで主演を務めてきた名取だが、「春香と吉江という素人探偵がバディになり、女同士の2人が最初はライバルでありつつ、お互いに補い合いながら距離を近づけていく。また刑事の努(つとむ)役として風間トオルさんが出演していて、イケメンがいるのもいいところ。幼馴染である春香と努は、恋人未満、友だち以上みたいな関係で、春香は事件のことをいろいろと聞いてしまう」と楽しそうに語りながら、「そういった展開も、2時間サスペンスならでは」と太鼓判を押す。

