名取裕子、約40年ぶり披露の花魁姿は「重くてびっくり!」 『吉原炎上』五社英雄監督&京都撮影所との思い出振り返る
映画『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』ティザービジュアル (C)2026テレビショッピングの女王『青池春香の事件チャンネル』製作委員会
劇中で名取は、『吉原炎上』を彷彿させる絢爛豪華な花魁姿や、“友近の友人”と称する演歌歌手・水谷千重子の扮装も披露するなど、「こんなものが観られたら…」という観客の気持ちを叶えるかのような、素晴らしいサービス精神を発揮している。
「水谷千重子もやっちゃいました。うれしかったけれど、あとでみんなから『元女優のお笑い芸人だ』と言われちゃった!」と芸人ばりのコメディ力を振るった名取。花魁衣装については、「『吉原炎上』から40年も経って、これをやるのかと思って(笑)。着てみると、あまりに重たくてびっくりしました。すぐそこまでの移動も大変なくらい歩けないし、『早く撮って! 脱ぎたい!』と思ったりして。昔はよくこんなに重たいものを身につけながら毎日走ったりしていたものだわ。自分でも『若いって素晴らしい』と思いました」と笑顔をこぼす。
2時間サスペンスというジャンルは、名取にとって「観てくださる方に楽しんでもらうためにはどうしたらいいかと、いろいろなアイデアを絞った」サービス精神を磨いた場所だという。
2時間サスペンスの変遷について「当時の時代の流れとして、連続ドラマや邦画が少なくなり、2時間ドラマが増えていった。はじめは松本清張原作のものなど、小説を題材とした映画的なドラマも多く作られました。そこから視聴者の方々のニーズに応えるように、旅情があったり、ラブコメ要素があったり、セクシーな温泉シーンがあったり、グルメ情報があったりと、どんどん楽しいものを取り入れるようになって。私自身、観てくださる方が楽しんでくれることが大好きなので、いろいろなアイデアを出していきました」と辿りつつ、「『法医学教室の事件ファイル』がスタートした時代、“ヒロインは二枚目”というイメージがありました。でも私は『二枚目半や三枚目の、欠点のあるヒロインにしたい』と思っていたので、そういった意見を巡って製作陣とぶつかることもあって。スーパーウーマンではなく、ダメなところがある方が人間味があっていいなと思っていたんです。早乙女千春の被るお帽子をおかしな形にしたり、『京都地検の女』の鶴丸あやの普段着は着物にしたり、同世代の方々が『楽しい』と思えるものって何だろうといつも考えていました」と打ち明ける。

