役所広司主演『八犬伝』、“フィクション”と“現実世界”が融合した本予告&本ビジュアル解禁
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役所広司主演映画『八犬伝』の公開日が、10月25日に決定。主人公・滝沢馬琴の「八犬伝」に捧げた情熱が胸を打つ本予告、【虚パート:八犬伝】と【実パート:馬琴】が交錯する本ビジュアルが解禁された。
【動画】映画『八犬伝』本予告
本作は、山田風太郎の小説『八犬伝 上・下』(角川文庫刊)を映画化。里見家にかけられた呪いを解くため、運命に引き寄せられる若き8人の剣士たちの戦いをダイナミックに描く“虚”パートと、180話に及ぶ物語を悩み苦しみながら28年もの歳月をかけて書き上げた作家・滝沢馬琴の創作の真髄、そこで生まれた奇跡の実話を描いた“実”パートがシンクロする、エンターテインメント作品だ。
“実”パートの滝沢馬琴に役所、葛飾北斎に内野聖陽、馬琴の息子・宗伯(鎮五郎)に磯村勇斗、宗伯の妻・お路に黒木華、馬琴の妻・お百に寺島しのぶと実力派が集結。さらには立川談春、中村獅童、尾上右近といった落語、歌舞伎界の顔が重要なキーパーソンで登場する。“虚”パートでは、八犬伝のすべての始まりとなる伏姫に土屋太鳳、里見家に呪いをかける闇を司る玉梓に栗山千明、八人の剣士に渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、松岡広大、佳久創、藤岡真威人、上杉柊平。さらに八犬士の1人・犬塚信乃に想いを寄せる浜路に河合優実と、旬な俳優たちが躍動している。監督は『ピンポン』や『鋼の錬金術師』シリーズの曽利文彦。
10~40代を対象に行ったモニター試写調査では、特に10~20代からの支持が高い結果に。最高評価の100点の割合が28%を占め、80点以上は全体の86%に達し、過去作品と比較しても非常に高い数値を記録した(KICCORIT調べ)。
本予告は、“虚”パートで悪を打ち取る八犬士の戦いを迫力の映像で描きながら、“実”パートで幾多の困難を乗り越えて「八犬伝」を完成させようとする人気作家・滝沢馬琴の情熱とそれを支える家族の絆、そして親友の浮世絵師・葛飾北斎との友情を映しだしたエモーショナルな映像。
「八つの珠を持つ者たちをお探しください―」。伏姫(土屋太鳳)がそう言い残したシーンに続き、「これが八犬伝の始まりだ」と馬琴(役所広司)が語るところから始まる。「勧善懲悪」をテーマに、里見家にかけられた呪いと戦うために八つの珠を持つ八人の剣士が過酷な戦いの旅に出るその物語を聞いた親友の北斎(内野聖陽)は、「ますますおもしれえ」と魅了された様子。
馬琴は「悪が勝つこともあるこの世の中だからこそ、読者には別の世界を味わってもらいたい。虚の世界だ」と壮大な物語を書き進めるが、鶴屋南北(立川談春)に自身の正義を批判され、「正しき者が勝つという主題で書いている八犬伝など…」と次第にその信念に迷いが出る。さらに息子・宗伯(磯村勇斗)の病気、自身の失明という困難に見舞われた馬琴の筆は遂に止まってしまう。
雨の中で立ち尽くし、現実に打ちひしがれ、筆を投げつける馬琴に、義理の娘・お路(黒木華)は「諦めないでください!」と希望を捨てないよう懇願。そんなお路の熱意が再び執筆への火を灯し、馬琴は「私にはまだやり切らねばならぬことがあるのだ」と新たに決意を固める。失明しても、なお書き続けた馬琴の奇跡の実話、そして彼の「八犬伝」に込めた想いを演じきった実力派俳優たちの演技に魅了される本予告が完成した。
本ビジュアルは、「正義で何が悪い」という力強いコピーと共に、八犬士や玉梓など“虚”のキャラクターが躍動する中、馬琴や北斎をはじめとした“実”パートのキャラクターが佇む、2つの世界が融合した全キャスト集結のビジュアルとなっている。
また今回、7月12日よりムビチケカードの発売が決定。購入特典として、八犬士(渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、松岡広大、佳久創、藤岡真威人、上杉柊平)と伏姫(土屋太鳳)のキャラクタービジュアルをデザインした9連ポストカードが付いてくる。※一部劇場を除く。数量限定。
映画『八犬伝』は、10月25日より全国公開。