『24時間テレビ47』チャリティーマラソンのランナーはやす子 児童養護施設で過ごした経験を告白
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『24時間テレビ47』制作発表会見が16日、都内にて開催。総合司会やチャリティーマラソンのランナーなど出演者や企画が発表された。会見には、羽鳥慎一アナウンサー、水卜麻美アナウンサー、くりぃむしちゅーの上田晋也、やす子が登場した。
【写真】相葉雅紀、岩田剛典、有働由美子らも出演
「24時間テレビ」の今年のテーマは「愛は地球を救うのか?」。24時間テレビ「愛は地球を救う」という番組タイトルは1978年の第1回から昨年の第46回まで、変わることなく使われてきた。約半世紀の間、続いてきた番組タイトルの意味、そして、チャリティーの本質を見つめ直す〝決意〟をテーマに込めた。今、チャリティー番組、24時間テレビの果たすべき役割は? 自らの活動、番組の在り方を問い直す、そんな新しい24時間テレビ〝元年〟にすると決意を表明している。
会見では、上田が羽鳥アナと水卜アナに加え3人目の総合司会を務めることや、「24人でつなぐ24時間テレビ」それぞれの企画を担う24人の出演者の第一弾が発表された。今回発表されたのは、相葉雅紀、池崎慧(サンシャイン池崎)、岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS)、有働由美子、笑点メンバー、長嶋一茂、ヒロミ、松平健、やす子。また、チャリティーマラソンでは、ランナーが新たに開設される「マラソン児童養護施設募金」のために走ることも発表。高校生の頃、児童養護施設で過ごしたというやす子がランナーを務める。
羽鳥アナは「私も今年は変化、リスタートという思いでやっていきたいと思います」と意気込み。上田は「本質的には今年のアイドル枠で起用されたと思っていただければ幸いでございます。アイドルらしくさわやかな笑顔で歌って踊って楽しくお送りしたいと思っております!」と宣言した。周りが「違うと思います」などと声をかけると、上田は「黙らっしゃい!」とツッコみ、会場の笑いを誘った。
水卜アナは「今年の24時間テレビ、どうしたらいいか」「どう取り組んだらいいだろうか」とずっと考えていたと吐露しつつ「もしどなたかが24時間テレビを見ようと思って見てくださるなら…せっかく見てくださるなら、やっぱり笑顔になってもらえたほうがいいよなって、上田さんに笑わせていただいてすごく思いました」と笑顔。「ずっと下を向いていても仕方ない。せっかく見てもらえるなら、みんな笑顔になれるような24時間テレビにしたいと思います」と言葉に力を込めた。
やす子は「児童養護施設にいたことはほとんど言ったことがなかった」と口にし「芸人になってからも、ずっとぼやかして自衛隊に入った理由を言っていました。偽りで明るくやってるんじゃないかと思われたりとか、児童養護施設にいたということでかわいそうって思われる機会が多かったので、そう思われるのかなと思っていた」と打ち明け、「今回走ることで、現状の児童養護施設にも行ってきたんです。すごく明るくていろんな支援もあったので、今の現状を知っていただきたいのと同時に、児童養護施設にいる人たちをもっと知っていただいて、注目していただいて、そこにいる子ども達がもっと豊かになればいいなと思います」と思いを言葉にした。
やす子は、当時は進学はあきらめなければいけなかったと振り返り、「そのときに『つまんない人生だな、自分のことできないのかな』って思ってたけど、芸人になって、やりたかった仕事や見たかった景色が見れているので、どこの環境にいても大丈夫なんだよってことも伝えたい」とコメント。また、「当時うれしかったのが、クリスマスに企業の方からプレゼントが送られてきたり、園の前に匿名で鉛筆とかが置かれていたこと。『自分たちって誰にも気にかけられていない存在なのかな』って思ってたんですけど、『ちょっとでも自分たちのことを気にかけてくれる人たちがいるんだ』ということがすごくうれしかった」と明かし、「全国の児童養護施設の子どもたちが、より楽しく明るく『生きてて楽しいな』って思えるようなチャリティーマラソンになれたらいいなと思います。全力で走りますのでよろしくお願いいたします」と意気込みを語った。
『24時間テレビ47』は、日本テレビ系にて8月31日~9月1日放送。