山崎賢人がニューヨーク・アジアン映画祭で日本人初受賞! 「海を越えてキングダムが皆さんに愛してもらえたら」
俳優の山崎賢人が、ニューヨーク・アジアン映画祭にて日本人初となる「The Best from the East Award」を受賞。熱狂に包まれた現地・ニューヨークで熱い喜びのコメントを語った。
【写真】山崎賢人、初のニューヨーク渡航! 観光名所巡りへ
時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・えい政を壮大なスケールで描く漫画『キングダム』(原泰久/集英社)。2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載開始された本作は、現在までに刊行された単行本72巻の累計発行部数が、集英社青年マンガ史上初となる1億部(2023年11月時点)を突破。2000年以降シリーズ化された邦画実写作品が、1作目から3作連続で50億超えという史上初の偉業を達成した。
さらに、シリーズ史上最高傑作と呼び声の高い第4弾『キングダム 大将軍の帰還』が、7月12日に全国532館にて公開され、公開9日間で観客動員数200万人、興行収入30億円を突破。映画『キングダム』シリーズ史上No.1のみならず、邦画実写歴代No.1のオープニング記録し(※金土日3日間興収・興行通信社調べ)、興収100億を目指せる特大ヒットスタートとなった。
そんな大盛り上がりの『キングダム』が、ついに海外へ進出。1作目からシリーズを牽引してきた主人公・信役の山崎賢人が、ニューヨーク・アジアン映画祭2024で日本人初となる「The Best from the East Award」を受賞した。
2002年に創設されたニューヨーク・アジアン映画祭(New York Asian Film Festival/略称NYAFF)は、今年23回目を迎える北米でもっとも由緒あるアジア系映画祭。今年も7月12~7月28日に開催され、韓国・中国・タイ・フィリピンなどアジアから90作品以上が出品されており、主流の大ヒット作品からインディペンデント系の奇抜な作品、熱狂的なファンがついているカルト映画など、多様で個性的な作品を上映している。ジョニー・トー、ポン・ジュノ、パク・チャヌクなど現代アジア映画の監督たちの作品を推奨した初の北米映画祭でもある。
授賞式に先駆け、主人公・信を演じた山崎が、現地時間7月19日に現地入りし、ニューヨークを代表する観光名所巡りを行った。最初に訪れたのは、世界3大美術館の一つメトロポリタン美術館。観光客があふれる入り口前の階段に到着すると「ニューヨークに来ました! (ニューヨーク渡航は)初めてです! 街がかっこいいですね!」と興奮気味の山崎。
その後、緑あふれるセントラルパークに場所を移した山崎は、今回の受賞について、「日本だけじゃなく、ニューヨークでもキングダムが話題になっているんだ!という嬉しさと驚きを感じます」と喜びを露わにしつつ、翌日の作品上映について「(現地の方々は)どんな反応をするんだろう?って、すごく楽しみですね! (きっと)『キングダム』の良さは国に関係なく伝わるんだろうな」とその期待を口にした。
最後に山崎が訪れたのは、“世界の交差点”とも言われるタイムズスクエア。さまざまな人とエンタメが集まり交差する圧巻の光景を目にし、「エンタメの1番の街で、『キングダム』が上映されるって、すごいテンションが上がりますね! ここで“ドカン!”と盛り上がってくれたら最高だなって」と率直な想いを語った。
翌日の授賞式について聞かれると、「『キングダム』の魅力を改めて自分の口から現地の皆さんに届けて伝わればいいなと思うし、スタッフ・キャストみんなで作り上げたものなので、代表して賞をいただいて“『キングダム』、ニューヨークに来たぞ!!”ということを残して帰りたいと思います!」と、熱い意気込みを見せた。
そして現地時間7月20日、レッドカーペットセレモニー直前の山崎に今の心境を聞くと、「この(映画祭の)ためにここまで来たので、すごく楽しみです! 賞をありがたく頂いてこれからの糧にできるように、キングダムチームを代表して受け取りに行きたいです!」と気合十分。
実は、本映画祭で上映される『キングダム』のチケットは、発売即完売という人気ぶり。場内にすでにたくさんの観客が集まっていることを聞いた山崎は、「(このあと間もなく)『キングダム』がアメリカで初めて上映となることに、自分自身とてもワクワクしているんですけれど、お客さんに楽しんでもらえるように、スピーチも頑張りたいと思います!」と改めてその意気込みを語った。