ジェレミー・ストロング、ストレート俳優がゲイの役を演じることを批判するのは「正当」だと語る
『メディア王 〜華麗なる一族〜』などに出演するジェレミー・ストロングが、ストレートの俳優がゲイの役柄を演じることへの批判に対しコメントした。彼は映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』で、ゲイであることを隠すロイ・コーンを演じ、批判があったようだ。
ジェレミー・ストロング出演、映画『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』予告編
JustJaredによると、この度Los Angeles Timesのインタビューで、ロイを演じることへの批判について聞かれたジェレミーは、「はい。完全に正当だと思います」とコメント。その上で、こう続けたそうだ。
「僕はある意味古い考えの持ち主で、基本的に個人の芸術性の問題じゃないかと思っています。歴代の素晴らしいアーティストたちは、己の生まれ持った特徴とは違う姿を見せることが出来ました。それが俳優の仕事です。ある意味、俳優に課されるタスクとは、必ずしも自分の生まれ育った状況と同じでないことを表現することです」。
そして、「(ゲイの役をゲイの役者が演じる)必要性は感じませんが、もっと重点が置かれたら良いと思います」と加えたという。
映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』は、成功を夢見る初々しい20代のトランプが、伝説の弁護士ロイに導かれて驚愕の変身を遂げ、トップへと成り上がるまでの道のりを暴く衝撃の問題作。『聖地には蜘蛛が巣を張る』のアリ・アッバシ監督がメガホンを取り、セバスチャン・スタンが若きトランプを演じている。カンヌ国際映画祭でお披露目され、2025年1月17日に日本公開される。