加藤シゲアキ&Aぇ! group・正門良規W主演作も 『MIRRORLIAR FILMS Season7』ラインナップ&場面写真解禁
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■『SUNA』監督・主演 加藤シゲアキ
あるところにあるものも、ないはずのところにあるとおそろしい。
砂をモチーフに感覚がぐらつくような物語を、映画を作ろうと思ったのは、なにが間違いでなにが正しいのか判断することの難しさを日々実感しているからかも知れません。見えないものを恐れることは人間らしさにも通じるのでしょう。
主人公の遠山を演じてくれた正門良規は、そうした人間らしさを彼なりの抽出方法で表現してくれました。また正門のみならずキャスト・スタッフの皆がこの物語を面白がってくださったおかげで、15分とは思えない緊張感を生み出してくれました。
砂が映画を観られた方々のトラウマにならないことを祈るばかりです。
■『SUNA』主演 正門良規(A ぇ! group)
SUNAに参加させて頂きました、正門良規です。
初めてこのプロジェクトのお話を聞いた時に、凄くワクワクしたのを覚えています。アイドルとしてこういった現場に参加出来る事は本当に貴重な事だと思います。この現場に出会えた事に心から感謝したいです。
個人的な話にはなるのですが、加藤くんの作品に出演するのは2度目で、初めて出演したのは舞台での事でした。加藤先生の初めての戯曲。その時はお芝居の経験もほとんどなく、加藤くんに少しご心配をおかけしたような気がします。ですが数年たって再び加藤くんの作品に参加でき、しかも監督、そして役者さんとしての先輩とご一緒するという事で少しでも「自分の成長した姿を見せたい!」という欲も芽生えました。今、僕が出来る事は全てカメラの前で出し切った気がしています。
15分という短い時間ですがとても濃密なミステリーに仕上がっていると思います。皆様、どうぞ楽しみにしていてください!
■『ウエディング』坂本ショーン監督
アメリカでは、政治的・文化的な分断が進む中、その一因として「自分の信念や意見が絶対に正しい」とする態度が広がりつつあることが指摘されています。このような状況下では、議論において「純粋性」や「正当性」が過剰に重視され、「どの視点も完全ではない」という認識に伴う不快感や矛盾を受け入れる余地が失われつつあります。しかし、社会や人生の複雑性は、単一の視点や信念だけで捉えられるものではありません。私が手掛けた『ウエディング』は、人が自らの疑念や内面の葛藤に向き合うことができず、それにより生じる不安や矛盾と和解する困難さを知的・感情的に探求する試みです。