キャサリン皇太子妃の名を冠したバラが登場 チェルシー・フラワー・ショーでも展示予定

今年1月、がんが寛解状態になったことを公表したイギリスのキャサリン皇太子妃。昨年のがん公表以来、折に触れて自然とのつながりやその大切さについて訴えてきた妃だが、そんな妃の活動にちなみ、英国王立園芸協会(RHS)が自然の「治癒力」を訴える、妃の名前を冠した新種のバラを発表した。
【写真】コーラルピンクの花が美しい「キャサリンズ・ローズ(Catherine’s Rose)」
現地時間5月9日、皇太子夫妻はインスタグラムを更新し、「キャサリンズ・ローズ(Catherine’s Rose)」の写真を公開。「自然の中で過ごす時間は、安らぎと力の源です。庭や緑地は美と喜びだけでなく、私たちの気持ちと身体、そして精神的な健康をもたらしてくれます。今日、王立園芸協会が、ハークネスローズが育てた新種のバラ『キャサリンズ・ローズ』を発表しました。売上はロイヤル・マースデン・キャンサー・チャリティに寄付され、全国のがんと共に生きる患者の暮らし向上のために使われます」と綴った。
RHSによると、「キャサリンズ・ローズ」と名付けられたバラは、ニュアンスのあるコーラルピンクの花を豊富に咲かせ、ターキッシュデライトと呼ばれるお菓子やマンゴーを思わせる豊かな香りを楽しめるそうだ。平均的な環境で、高さ約1.2メートル、幅約90センチに成長し、8~12cmの花を最大で15輪咲かせる。バラの花壇や混合花壇、生垣、大きな鉢などに植えるのが最適だそう。
「キャサリンズ・ローズ」は、5月20日から24日までロンドンのチェルシー王立病院で開催されるチェルシー・フラワー・ショーでお披露目され、秋には一般販売も予定しており、5月9日より、ハークネスローズとRHSのサイトで予約を受け付けているそうだ。お値段は、大苗(裸苗)が29.99ポンド(約5800円)、鉢植えで(約6800円)。1株に付き5ポンド(約960円)が、キャサリン妃が治療を受け、皇太子とともにパトロンを務めるロイヤル・マースデン病院のチャリティ基金に寄付されるという。
皇太子夫妻のインスタグラムには、「キャサリン妃と同じく輝いている」「チェルシーで見られるまであと1週間ちょっと、待ちきれません」「なんて素敵なサプライズ。とても誇らしいです」「完璧なバラです」などとコメントが寄せられている。
引用:「プリンス&プリンセス・オブ・ウェールズ」インスタグラム(@princeandprincessofwales)