日向坂46「6回目のひな誕祭」 全曲披露5時間のステージに 卒業メンバーもサプライズ登場
ライブ開始時には明るい陽ざしに包まれていた横浜スタジアムも、次第に夜の帳が下り、幻想的な雰囲気に。そんな中、昨年卒業した一期生・齊藤京子からビデオメッセージが届く。「とっておきの最高のプレゼントを用意しました」と語ると、ステージにはサプライズゲストとして、けやき坂46(ひらがなけやき)時代の衣装をまとった卒業生・井口眞緒、潮紗理菜、影山優佳、加藤史帆、高本彩花、東村芽依、長濱ねるが登場。佐々木久美、佐々木美玲、高瀬とともに「ひらがなけやき」を披露し、会場には驚きと歓喜の声が響き渡った。
パフォーマンス後、卒業生たちは1人ずつコメントを寄せた。けやき坂46のメンバーでありながら、途中で欅坂46へと移籍した長濱は、「私はひらがなけやきのみんなと、みんながしんどいときとか、うれしいときに立ち会えなかったのがすごい心残りだったから、久美ちゃんの大切な日に奇跡のような機会を用意していただけて、本当に感謝しています」と思いを語った。
2020年に卒業し、現在は2児の母である井口眞緒は、「井口と申します。初めまして。お久しぶりです」とあいさつ。ファンから大歓声が上がると、佐々木久美が「踊れてたよ、眞緒ちゃん」と声をかけ、「本当に!? 楽しかった!」と笑顔を見せた。
さらに、2019年に卒業し現在は芸能界を引退している柿崎芽実からは手紙が届けられ、潮が代読した。毎年「ひな誕祭」を見ているという柿崎は「ひな誕祭は、私にとってだんだん遠くなっていくアイドル時代を鮮明に思い出させてくれる機会でもあり、毎年増えていく卒業生とともに、『ああ、ここが私の青春だったんだな』と、キラキラした思い出を振り返って懐かしんでいます」とつづり、佐々木美玲、佐々木久美、そして来月卒業を控える高瀬へ向けて、温かなメッセージが贈られた。
柿崎の手紙が読み上げられた後、佐々木久美が「素敵な時間をまだまだ続けたいなと思うんですけど、もう1曲披露させていただいてもいいですか?」と観客に呼びかけ、一期生10人と後輩メンバー全員で「永遠の白線」を披露。
夢のような時間が過ぎ、ライブはいよいよ終盤戦へ。「HEY!OHISAMA!」ではコール&レスポンスで会場が一体となり、高橋がセンターを務めた「錆つかない剣を持て!」では気迫のこもった表情で魅せた。その後も、「僕なんか」「君しか勝たん」「君はハニーデュー」「卒業写真だけが知ってる」と表題曲が次々と披露され、佐々木久美がセンターを務めた「君は0から1になれ」へと続く。そして最後は「日向坂」で本編を締めくくった。
※佐々木久美卒業セレモニーの模様は「日向坂46キャプテン・佐々木久美が卒業 約9年の活動は「本当に幸せ」 新キャプテンは高橋未来虹」でレポートしています。