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中井貴一主演舞台『先生の背中』、“先生”のモデルは日本が誇る名匠・小津安二郎監督 全キャスト&ビジュアル解禁

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パルコ・プロデュース 2025『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』メインビジュアル
パルコ・プロデュース 2025『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』メインビジュアル

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芳根京子

柚希礼音

土居志央梨

藤谷理子

キムラ緑子

久保酎吉

松永玲子

山中崇史

長村航希

湯川ひな

 6月から上演される中井貴一主演のパルコ・プロデュース 2025『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』の全キャストが発表され、ビジュアルが解禁となった。

【写真】小津映画から出てきたよう! 『先生の背中』キャストビジュアル&とある撮影現場での記念写真をイメージした公演ビジュアル

 本企画は、映画監督としての活躍にとどまらず舞台でも評価の高い行定勲が、中井貴一に「ぜひ、小津安二郎監督の、昭和の映画界の話を演劇作品にしたい」と熱烈オファーを出したところから始まった。タイトル『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』にある“先生”とは、名匠、小津安二郎監督がモデル。小津監督作品へのオマージュであり、フィクションだ。

 日本映画界を代表する監督の一人である小津安二郎は、伝統的な日本の美の追求とカメラマン出身ならではの独自の撮影スタイルで、多くの名作を遺した。代表作として知られる『東京物語』(1953年)は、公開から70年以上たった今もなお世界中の映画ファンを魅了し続けている。

 中井家と小津監督は、家族のような親交があり小津は“祖父”のような存在であったとのこと。そんな中井家に伝わるエピソードや思い出を織り交ぜ、当時の古き良き映画界への思いを重ね、そこに流れていた豊かな時間を“小津調”で、演劇作品として舞台上に紡ぎ出す。

 脚本を手掛けるのは劇作家の鈴木聡。無類の映画好きで小津作品にも造詣が深い鈴木と、映画監督・行定勲が、映画という虚構をつくる者の、現実と回想と幻想を演劇という虚構であぶりだす。

 行定・中井・鈴木で打ち合わせを重ねたのち、鈴木が注目したのは、小津監督を取り巻く5人の女性。生涯独身を貫いた小津監督の美意識は、さまざまな立場の女性たちとのかかわりのなかで醸成されたのではないかということを軸に、物語は展開していく。既報の通り、“先生”を取り巻く女性5人には芳根京子、柚希礼音、土居志央梨、藤谷理子、キムラ緑子。“先生”の相棒的脚本家役を升毅が演じる。

 これに加え、撮影所の面々として、久保酎吉、松永玲子、山中崇史、永島敬三、坂本慶介、長友郁真、長村航希、湯川ひなら、ベテランから若手まで個性豊かな俳優の出演が決定した。

 主演の中井は「私が1歳の歳に亡くなった小津先生ですから、似せようにも記憶がありません。ですので、物真似ではなく、幼い頃から、我が家に伝わる小津イズムを胸に、精一杯演じたいと思っております」とコメントしている。

 解禁となった公演ビジュアルは、小津監督のトレードマークでもあるピケ帽をかぶった中井貴一のメインビジュアル、そして、小津監督作品の世界観と時代感を意識した雰囲気と構図で、とある撮影現場で記念写真を撮ったという一コマのイメージビジュアル。中井演じる“先生”が所縁のある5人の女性と盟友の脚本家に囲まれる様子が写し出されている。

 パルコ・プロデュース 2025『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』は、東京・PARCO劇場にて6月8~29日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて7月5~7日、福岡・J:COM 北九州芸術劇場 大ホールにて7月11・12日、熊本・市民会館シアーズホーム 夢ホールにて7月15日、愛知・東海市芸術劇場 大ホールにて7月19・20日上演。

※鈴木聡、行定勲、中井貴一のコメント全文は以下の通り。

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<コメント全文>

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