クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

ハン・ソロとレイア姫の“関係”とは 『スター・ウォーズ エピソード4』キャストたちの“その後”

映画

関連 :

マーク・ハミル

ハリソン・フォード

キャリー・フィッシャー

アンソニー・ダニエルズ

“レイア姫”は“ハン・ソロ”と不倫していた!?

■レイア・オーガナ/キャリー・フィッシャー

写真提供:AFLO
 惑星オルデランの議員ベイル・オーガナの養女で、レジスタンス軍の支柱的存在レイア・オーガナを演じたのは、当時19歳のキャリー・フィッシャーさん。女優デビー・レイノルズと歌手のエディ・フィッシャーの娘として知られ、オリジナル三部作でレイアを演じた後は舞台や執筆業に進出。処女作『崖っぷちからのはがき』では、自身の薬物依存と母との時に複雑な関係を風刺的に描き、ベストセラーに。1990年にメリル・ストリープ主演で『ハリウッドにくちづけ』として映画化され、キャリーさんは英国アカデミー脚色賞候補となった。
 
 著書が多数あるほか、脚本家としても活躍し、『天使にラブ・ソングを…』(1992)や『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993)『ウェディング・シンガー』(1998)など、多くの作品に仕上げとして関わった。

 彼女も続三部作にカムバックを果たすものの、惜しくも2016年に60歳で逝去。薬物依存に加え、双極性障害を抱えていることも公表しており、そうした生活が身体を蝕んだとみられる。亡くなってから1年後に公開された『最後のジェダイ』には、「我らがプリンセス、キャリー・フィッシャーを偲んで」と追悼文が添えられ、続く『スカイウォーカーの夜明け』では、CGで彼女の姿が再現された。

 没後、ハリウッドの殿堂入りを果たしていないことを嘆いたファンが、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに星を自作する事態に発展。2023年に正式に星が贈られ、娘のビリー・ロードやマーク、3POやR2D2も祝福に駆け付けた。また亡くなる直前に発売した回顧録『The Princess Diarist(原題)』では、本作撮影中に当時すでに妻帯者だったハリソンと不倫していたことを述懐し、大きな話題に。

■オビ=ワン・“ベン”・ケノービ/アレック・ギネス

(C)AFLO
 ベン・ケノービことオビ=ワン・ケノービを演じたのは、イギリス出身のアレック・ギネスさん。新人キャストが多く起用された本作にあって、彼はすでに『戦場にかける橋』(1957)でアカデミー主演男優賞を獲得し、『アラビアのロレンス』(1962)や『ドクトル・ジバゴ』(1965)など名作に出演。舞台『Dylan(原題)』でトニー賞を受賞したほか、1959年にエリザベス女王からナイトの称号を授与され、1960年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの星を獲得するなど、名優として知られていた。

 20世紀フォックスとジョージ・ルーカスからの熱心なラブコールに応えて出演した本作でも、さしもの名演を見せ、アカデミー助演男優賞候補に。その一方で、本シリーズの出演は本意ではなく、後悔を口にしたほかイベント等からも距離を置いてきた。日記には、『エピソード5/帝国の逆襲』を引き受けた後の記述が残っており、「つまらなくてくだらない仕事だけど、ジョージ・ルーカスから受けた恩義を思うと忍びなくて断れなかった」と記述が(本作の大ヒットを感謝し、ルーカスは彼のギャラに興行収入の0.25%を上乗せしたそう)。本作で金銭的自由を得たことも確かで、人間臭くて好感が持てるエピソードだ。2000年8月5日、惜しくも肝臓がんのため没した。

■C‐3PO/アンソニー・ダニエルズ

写真提供:AFLO
 一方で、アレック同様一度はオファーを断ったものの、ジョージ・ルーカスの人間性に惹(ひ)かれて出演、以来シリーズに深く関わって来たのが、金ぴかで口数の多いアンドロイド、C‐3POにふんしたアンソニー・ダニエルズ。もともとイギリスでラジオドラマや舞台などを中心に活動していた彼は、「スター・ウォーズ」シリーズの映画から、アニメ作品、テレビドラマ、オーディオブックなど、ありとあらゆる作品で、演技または声を担当。イベントやプロモーション活動にも積極的に関わり、ファンと作品を繋いで来た。

 2020年には回顧録『私はC‐3PO』(世界文化社)を出版し、本シリーズにまつわるエピソードをシェアしてくれた。また先日は、世界中のファンが集結する「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」のイベント、「『スター・ウォーズ』の伝説的な相棒たち」にも登壇し、ファンから盛大に声援を受けていた。

 今年は、2008年以来17年ぶりに「スター・ウォーズ セレブレーション」が日本開催され、『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)のショーン・レヴィ監督、ライアン・ゴズリング主演の新作映画『スター・ウォーズ/スターファイター(原題)』が発表されるなど、熱い注目を集める。6月にはロンドン映画祭で、これまで厳重に管理されてきたアップデート前のオリジナル版『エピソード4/新たなる希望』が数十年ぶりに一般公開される予定。「遠い昔、はるか彼方の銀河系で…」繰り広げられる壮大なストーリーを今一度振り返る最高のタイミングと言えそう。(文:寺井多恵)

 映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』は、日本テレビ系『金曜ロードショー』にて4月25日21時放送。

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る