ヘンリー王子、アンゴラの地雷原を再訪 母ダイアナ妃の遺志を継ぐ活動

ヘンリー王子が、地雷撲滅を訴えるため、中央アフリカにあるアンゴラを訪問。6歳のアーチー王子と、4歳のリリベット王女という2人の子どもの父親として、苦しい心持を語った。
【写真】ヘンリー王子の母「ダイアナ妃」フォトギャラリー
Peopleによると、ヘンリー王子は今回の訪問で、2013年に訪問した際も訪れた地雷原を再訪した。同エリアは、その後撤去作業が完了し、今では地元の子どもたちが遊ぶオープンエリアとして利用されているそうだ。
王子は声明で、「幼い子供を持つ父親として、無垢な子どもたちが今も地雷原のすぐ近くで暮らし、遊んでいることに、心が痛みます。我々全員に、過去と現在の戦争の危害から、子どもたちと未来の世代を守る責務があります」とコメント。そして、「この取り組みは、死のデバイスを撤去するだけにとどまりません。子どもたちの安全な通学、農家による作物栽培を可能にし、持続可能な開発を促し、野生生物観光を復活させるなどをすることで、この国の可能性を引き出すのです」と綴った。
アンゴラは、30年に渡る内戦の結果、国土の多くの地域に危険な地雷が埋められている。王子同様、地雷撲滅に取り組んでいたダイアナ妃は、1997年に同国を訪れた際、地雷除去作業が行われていた地雷原を歩き、世界に衝撃を与えたことで知られる。ヘンリー王子はダイアナ妃の遺志を引き継ぎ、地雷除去活動を行うイギリスのNGO「ヘイロー・トラスト」と協力を続けているそう。
王子は2024年9月、ニューヨークで開催された「ヘイロー・トラスト」のイベントで、母の遺志を継ぐことについてコメント。「皆さまご存じの通り、アンゴラにおけるヘイロー・トラストの活動は、母にとって大切なことでした。私は非常に真摯な気持ちで、母のレガシーを引き継ぐ責任を感じています」と語っていたそうだ。