ピクサー最新作『私がビーバーになる時』来春に日本公開決定! もしも動物たちの世界の住人になれたら? 特報解禁

ディズニー&ピクサーの最新アニメ映画『私がビーバーになる時』が、2026年春に日本公開されることが決定。あわせて、主人公・メイベルがもふもふのビーバーに「ホップ(意識転送)」した瞬間を捉えたティザーポスターと、動物の世界に入り込んだメイベルを待ち受ける様々な驚きとワクワクに満ちた特報が解禁された。
【動画】ピクサーの新たな名作誕生の予感! 『私がビーバーになる時』特報
本作の主人公は、動物好きの少女・メイベル。科学者たちが発明した《人間の意識をリアルなロボット動物に“転送”させる方法》を利用し、ビーバーに「ホップ」したメイベルが、想像を超える動物界の謎を解き明かしていく。
公開された特報映像は、長年「ホップ(意識転送)」の研究を続けてきた科学者たちが、ついに実験に成功し、その技術をメイベルに説明する場面から始まる。科学者たちの反対を押し切り、メイベルはビーバー型の動物ロボットに「ホップ」することを決意。そして目を覚ましたメイベルは、もふもふのビーバーの姿になり、空を飛ぶトンボや木の上にとまる小鳥たち、さらには森の動物たちの声まで理解できるようになる。動物が大好きなメイベルは、この世界に入れた喜びでいっぱい。
森の中を楽しく冒険していたメイベルだったが、おっとりした仲間のビーバーがクマに食べられそうになるピンチに遭遇。メイベルが必死に止めようとしたことで、クマは驚いてビーバーを口から放す。ところが、仲間のビーバーから「なんで止めるの? これがルールだよ」と逆にたしなめられ、メイベルは大きなカルチャーショックを受ける。人間の感情をそのまま抱えたまま動物の世界に飛び込んだメイベルが、その価値観やルールの違いに戸惑う、印象的なシーンとなっている。
ビーバーになったメイベルが繰り広げる、驚きと発見に満ちた動物たちの世界での冒険。そしてその先に待ち受ける、感動のラストとは?
本作の監督・脚本を務めるのは、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、昨年公開された続編も世界的ヒットを記録した感動作『インサイド・ヘッド』でストーリーボードアーティストを務めたダニエル・チョン。本作の制作にあたり、チョン監督はビーバーが生息する国立公園の地域を訪問したほか、動物型ロボットを自然の中に設置して生態系を調査するドキュメンタリーを観るなど、さまざまなリサーチを行ったという。
中でも最大のインスピレーションを受けたひとつが、高畑勲監督による『平成狸合戦ぽんぽこ』だった。本作と『ぽんぽこ』の両作は、人間と動物がどのように関わり合い、また人間が動物にどのような影響を与えてきたかを描いている点で共通している。
チョン監督は「ピクサーは、今まで魚の視点や動物の視点からさまざまな《もしもの世界》を描いてきました。本作では人間と動物の2つの視点を同時に描くという非常にユニークな手法で、新たな《もしもの世界》を生み出します」と語り、ピクサー・アニメーション・スタジオの新たな名作誕生を予感させた。
アニメ映画『私がビーバーになる時』は、2026年春公開。