『万事快調＜オール・グリーンズ＞』映画化決定！ 主演は南沙良＆出口夏希 “不適切な青春”始まる超ティザー映像解禁
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第28回松本清張賞を受賞した波木銅による『万事快調＜オール・グリーンズ＞〉』（文春文庫）を、南沙良と出口夏希をダブル主演に迎えて映画化することが決定。NIKO NIKO TAN TANの書き下ろし主題歌「Stranger」を使った超ティザー映像、グリーンのツナギを着た南と出口を捉えたスチール写真が解禁された。
【動画】南沙良×出口夏希『万事快調＜オール・グリーンズ＞』超ティザー映像
原作の『万事快調＜オール・グリーンズ＞』は、発表当時、若冠21歳の大学生だった波木銅によるユーモラスでオフ・ビートな文体が癖になる新時代の青春小説で、第28回松本清張賞を満場一致で受賞した。『猿楽町で会いましょう』の児山隆監督がメガホンをとり、昨年10月～11月にかけて撮影。時代の閉塞感を吹き飛ばす、不適切で爽快な青春映画が誕生した。2026年に公開される予定。
未来が見えない町に暮らす秀美と美流紅たち。自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかない。彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始める―。
ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈（うっくつ）とした日々を送る朴秀美（ぼく・ひでみ）役には南沙良。南は映画初主演した『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』（2018）で多くの映画賞新人賞を獲得、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』（2022）、『光る君へ』（2024）に出演、今年は『愛されなくても別に』で主演を務めるなど、多くの映画やドラマで活躍している。
陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅（やぐち・みるく）役には出口夏希。雑誌「Seventeen」の『ミスセブンティーン2018』に選ばれ、現在は「non‐no」専属モデルを務める出口は、俳優としてもNetflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』（2022）、映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』（2024）、『赤羽骨子のボディガード』（2024）、『か「」く「」し「」ご「」と「』（2025）など話題作への出演が続いている。
南は本作について「鬱屈した世界を踏み潰して進もうとする彼女たちは、無軌道で危なっかしくて、どうしようもなく愛おしく感じました。傷を負っても走り続ける姿は本当に輝いていて、演じていてその力強さに救われる瞬間が何度もありました」と語り、「この作品が『どこへも行けない』と感じてしまう私たちに確かな力を与えてくれるものになっていると信じています」と力を込めた。
出口は脚本を手にした当時を振り返り「とても痛快な気持ちになり、このような役を演じた事がなかったので、美流紅を演じられる嬉しさと、面白そう！という気持ちが湧いてきました」とコメント。「後先考えずに真っ直ぐに突っ走る不適切な青春物語です。この痛快さと彼女たちの行く末をぜひ感じていただきたいです！」とメッセージを寄せた。
児山隆監督は「この映画は青春時代がただ過ぎ去っていくことを指を咥えて見ていることしかできなかった男が監督した『青春映画』だ。あの頃好きだったもの、逃げ込んでいたもの、救われていたもの、全部詰め込んだ」と語る。
主題歌は、クリエイティブミクスチャーユニット・NIKO NIKO TAN TANの書き下ろし主題歌「Stranger」。メンバーのOCHAN（Vo,Synth）は「女子高生の諸刃の剣的な青い疾走感と、作中のモチーフである緑を重ねて碧色をイメージに制作しました。青春をテーマにするということが自分自身の中でも新鮮な体験で、バンドにとっても大切な一曲に仕上がったと思っています」と楽曲に込めた想いを明かしている。
超ティザー映像は、朴秀美（南）と矢口美流紅（出口）の会話シーンから始まる。続いて、主題歌「Stranger」と共に、秀美と美流紅の多彩な表情、2人の波乱に満ちた青春を予感させる映像が映し出され、最後は「不適切な青春がはじまる」というテロップが浮かんで幕を閉じる。
映画『万事快調＜オール・グリーンズ＞』は2026年公開。
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