上田竜也、櫻井翔から“影山役”のアドバイスもらう「心に刻みながらやらせていただきました」

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上田竜也が9日、都内で行われた音楽劇「謎解きはディナーのあとで」初日会見に、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、橋本良亮、凪七瑠海、大澄賢也、演出の河原雅彦と共に出席。ドラマ版で影山を演じた櫻井翔からアドバイスをもらったことを明かした。
【写真】会見にそろって登場した上田竜也&橋本良亮
シリーズ累計500万部を突破、2011年の本屋大賞を受賞した東川篤哉による大ヒット小説『謎解きはディナーのあとで』。毒舌執事とお嬢様刑事が繰り広げる軽快なやりとりと本格的な謎解きが話題となり、2011年にドラマ化、14年の時を経て今年4月からは全国フジテレビ系“ノイタミナ”にてテレビアニメが放送中のミステリーだ。今回は脚本の須貝英、演出の河原雅彦のもと、舞台オリジナルストーリーにて音楽劇として上演する。
毒舌執事・影山を演じる上田は「最初にお話をいただいたときは、やはりうれしく思うと同時に結構プレッシャーもかかってきました」と告白。ドラマ版で影山を演じた櫻井翔にも「何か影山として大切にされていることはありますか?」と質問したという。櫻井からは「キャラクターを作るということと、毒舌があるので嫌悪感を抱かないように当時意識していた」という言葉が返ってきたそうで、上田は「僕もそれは稽古をやりながら心に刻みながらやらせていただきました」と振り返った。
影山を演じる上で執事の仕草に苦労したという上田。会見中も上田は背筋を伸ばして手を前に組んで立っており、「映像、映画、ドラマ、アニメを見て、バトラーの方に教えていただいたりもしたんですけど、立ち振舞いは一番大変だったかもしれないです」と語った。座長として意識していることを上田は「引っ張るっていうのはあんまりなくて。みんなが気持ちよく稽古ができたり、そこに存在してくれればいいなという感覚」とコメント。玉井は「(稽古の)初日くらいで、みんな比較的に会話も多くない稽古場で、『腹減ってるやついる?』って言っておにぎりを買ってきてくださって。これが座長だ!って(思った)」と上田の行動を明かした。
派手な御曹司警部・風祭京一郎を演じる橋本は「上田くんとがっつりお仕事させていただくのが本当に初なんですよ」と告白。稽古場の席もずっと隣だと言い「なんかしゃべってるわけじゃないんですけど、めちゃくちゃ落ち着くんですよ。すごい落ち着いて。隣見たらせんべい食ってたり…『せんべい大好きなんだな』と思ったりして」と笑った。
お嬢様刑事・宝生麗子を演じた玉井について上田は「元気。稽古場もすごく明るくて、みんなを笑顔にしてくれるような存在」とコメント。ももいろクローバーZのメンバーからの反応を玉井は「みんなもすごく興味を持ってくれていて、『見に行きたいな』って言ってくれています」と明かし「普段はいつも変わらないグループのメンバーとお仕事をすることが多いんですけど、一人でグループを飛び出してまた新たなチームでものを作っていくのはすごく刺激ももらえますし、やりがいを感じます」とほほ笑んだ。
玉井は、カンパニーの仲間について「グループとはまた別に仲間ができたみたいな感覚で、すごくうれしい」と喜び。「ここで経験したものをまたグループに持ち帰ってグループに還元できたらいいなと思っています。第2のももクロができたみたいな気持ちです」と声を弾ませた。
音楽劇『謎解きはディナーのあとで』は、9月9日~23日に東京・日本青年館ホール、9月27日~10月1日に大阪・SkyシアターMBSにて上演。