『トロン:アレス』なぜテーマカラーがレッドに? アトラクションも変身中
世界で初めて長編映画としてCGを本格導入した伝説の映画『トロン』(1982)は、ジェームズ・キャメロン、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソン、ティム・バートン、ウォシャウスキー兄弟など名だたる映画監督に影響を与え、本作をきっかけにCGアニメーションの可能性を模索し始めたピクサー創始者ジョン・ラセターは、「『トロン』がなければ『トイ・ストーリー』は生まれなかった」と発言するなど、後に誕生するさまざまな作品に影響を与えてきた。そんな『トロン』シリーズは映画の枠を超え、ゲームとして展開されたり、フロリダのマジックキングダム・パークのアトラクションにもなったりと、今なお世界中のファンたちを魅了し続けている。そして同シリーズ最新作『トロン:アレス』が10日に日米同時公開。本作では、これまで“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた同シリーズで初めて、その逆、デジタル世界から現実世界へと、“超高度AIプログラム”が襲来する。設定の変化とあわせて、これまでの「トロン」シリーズと本作の大きな違いのひとつとなるのが、“テーマカラー”。前作までは、今やデジタル世界といえば誰もが想像にたやすいであろう“ブルー”のイメージだったのに対し、最新作『トロン:アレス』では対照的に、“レッド”に切り替わっている。

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