チャック・ベリー生誕100年記念映画、キース・リチャーズ、ジミ・ヘンドリックス、ポール・マッカートニーらと映るダックウォーク姿の場面写真公開
関連 :
「ロックの父」チャック・ベリーの生誕100周年を記念したドキュメンタリー映画『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』より、キース・リチャーズ、ジミ・ヘンドリックス、ブルース・スプリングスティーン、ポール・マッカートニー、チャック・ベリーのダックウォーク姿を捉えた場面写真が公開。併せて、収録楽曲も発表された。
【写真】ポール・マッカートニーにジミヘンも! ロック界の伝説だらけの場面写真
本作は、ベリー本人のインタビューやパフォーマンスのほか、ザ・ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ジミ・ヘンドリックス、キース・リチャーズ、ポール・マッカートニー、ブルース・スプリングスティーン、トム・ペティ、ジェフ・リンなどのロック・レジェンドたちによる彼の楽曲のカバーで構成される。ナレーションは、『カラーパープル』『リーサル・ウェポン』シリーズなどで知られる俳優ダニー・グローヴァーが担当している。
チャック・ベリー(1926‐2017)は、ロックンロール創始者の代表格で、1950年代にギター主導のビートとストーリーテリング的な歌詞を融合させ、ロックンロールの原型を作り上げた。彼のギター・リフ(特に「ジョニー・B・グッド」の冒頭)は、後の無数のロックバンドに模倣され、代表曲「ジョニー・B・グッド」は、人類の文化の象徴として1977年、NASAのボイジャー宇宙探査機に搭載されたゴールデンレコードに収録された。若者文化とアイデンティティーを音楽で表現し、若者中心の大衆音楽という新しい潮流を築いた点が革命的であった。
また、当時の米国では、黒人アーティストが主流のラジオや白人観客の前で演奏することは困難だったが、ベリーは人種の壁を超えて人気を博した初の黒人ロックンローラーで、後続の黒人アーティストの道を切り開いたパイオニアでもある。
彼は単なるパフォーマーではなく、作詞・作曲家としての才能も高く評価されている。歌詞は非常に詩的かつ風刺的で、米社会を鋭く切り取ったものも多い。1986年、ロックの殿堂入りをした最初のアーティストの一人であり、1984年グラミー賞特別功労賞(生涯業績賞)を受賞、2000年ケネディ・センター名誉賞を受賞した。
この度、キース・リチャーズ、ジミ・ヘンドリックス、ブルース・スプリングティーン、ポール・マッカートニー、そしてチャック・ベリーのダックウォーク姿を捉えた場面写真5点が公開された。ダックウォークとは、チャック・ベリーが始めたパフォーマンスで、ギターを弾きながら腰を曲げて、片足をあげながら進むこと。
併せて、収録楽曲も発表。「キャロル」「メイベリン」「ウィー・ウィー・アワーズ」「ユー・キャント・キャッチ・ミー」「アラウンド・アンド・アラウンド」「ジョニー・B・グッド」「バック・イン・ザ・U.S.A」「ネイディーン」「スウィート・リトル・シックスティーン」「ロール・オーバー・ベートーヴェン」「ブラウン・アイド・ハンサム・マン」「レット・イット・ロック」「メンフィス」の13曲。全歌詞日本語字幕付きとなっている。
映画『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』は、2026年1月16日より角川シネマ有楽町とUPLINK吉祥寺にて公開、1月17日より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開。

