イエモン・吉井和哉のルーツをたどるドキュメンタリー映画『みらいのうた』予告編解禁
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THE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉の生き様を映し出したドキュメンタリー映画『みらいのうた』より、本編映像初解禁となる予告編が解禁された。
【動画】病からの復活を果たした東京ドーム公演までの過程や恩人との40年ぶりのセッションを描く 吉井和哉のドキュメンタリー映画『みらいのうた』予告編
1990年代に「JAM」「バラ色の日々」などのヒットで一世を風靡し、独自のグラマラスな世界観と詩的な歌詞で、今も多くの音楽ファンを魅了する不屈のロックバンドTHE YELLOW MONKEY。そのボーカルとして、深く響く歌詞と圧倒的な存在感で世代を超えて愛されている吉井和哉。
本作は、幼くして亡くした父との思い出や、母との幼少期の記憶、今も続いている旧友との交流が収められ、“吉井和哉”という人間と音楽のルーツをたどっていく。さらに、病の告知から、2024年に感動的な復活を遂げた東京ドーム公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」までの裏側が克明に記録され、エリザベス宮地監督だからこそ捉え得た吉井の葛藤や、不安に向き合いながらも一歩ずつ前進していく姿が映し出されていく。
また本作には、2001年の活動休止前の東京ドーム公演の「JAM」や、2024年の東京ドーム公演から「バラ色の日々」「悲しきASIAN BOY」などの熱いライブパフォーマンスも収録されている。
さらに、吉井が作詞・作曲・プロデュースを務め、THE YELLOW MONKEYのメンバーが演奏に参加した、BiSHのラストシングル「Bye‐Bye Show」制作過程や、彼女たちの東京ドーム解散公演、バックヤードの様子も捉えられている。そして、早すぎる死に日本のロックファンが悲しみに暮れたチバユウスケの存在や、チバとの絆についても語られていく。
撮影期間3年。『みらいのうた』は、知られざる名曲の裏側にある軌跡を辿ることで、吉井の音楽をさらに深く味わえる一作になっている。
解禁された予告編は、吉井が少年時代を過ごした静岡の海、そしてドキュメンタリーの原点からつづられていく。
彼のミュージシャンとしての人生は、URGH POLICE(アーグ・ポリス)のボーカルEROとの出会いから始まった。当時10代だった吉井は、ベーシストとして加入。しかし、音楽性の違いなどからいつしかバンドは自然消滅。その後、吉井はURGH POLICEを通じて出会った仲間たちとTHE YELLOW MONKEYを結成し上京。EROは静岡に残り、地元で働きながらカントリーミュージックに目覚める。それぞれの音楽の道を歩みながらも、2人は交流を続けていた。しかし2021年、EROが脳梗塞で倒れ、音楽活動どころか仕事もできなくなってしまう。
吉井は、療養中だったEROのために何かできることはないかと思い、「URGH POLICE時代の曲を、また一緒にやらないか?」と40年ぶりのセッションの約束をし、その様子を追ったドキュメンタリーの撮影を開始した。しかし、撮影開始から数ヵ月後、吉井が喉頭がんになっていることが発覚する―。それでも吉井は制作作業を続け、試行錯誤の中で、ひたすらリハーサルの日々を過ごしていたが、ある決断をする。そしてついに、スタッフやファンの祈りが集まった、東京ドーム公演の“復活の日”を迎える。
公演を終えた約3ヵ月後、吉井はEROとの約束を果たしに、静岡に帰郷する。URGH POLICE当時から、40年ぶりのセッションへ準備を進めていくのだった。
映画『みらいのうた』は、12月5日より全国公開。

