『木挽町のあだ討ち』主題歌は椎名林檎「人生は夢だらけ」に! 時代超え響く魂の共演、SPムービー解禁
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■源孝志監督
私は椎名林檎さんの長年のファンである。彼⼥の楽曲のどこが好きかと問われると「全部」、としか⾔えないのだが、とりわけ歌詞の言葉の選び方、置き方がたまらなく好きだ。散文的でありながら物語を内包するうねりがあり、文学的なのだが血や体液のような生な残り香が漂う。それを彼⼥が声にして歌うとゾワゾワっとさせられるハメになる。陰と陽、表現者として多⾯的なところもリスペクトせざるを得ない。この「人生は夢だらけ」は、“陽”の椎名林檎の魅⼒を感じさせる最たるもので、陽を浴びる⼤通りを、⾼らかに、堂々と歌いながら歩いていくような曲だ。
『⽊挽町のあだ討ち』は、世間からドロップアウトし、生き甲斐を求めて(⾷うためだけではない!)芝居⼩屋に流れ着いた⼈間たちの物語。江⼾という⼤都会で最下層と蔑まれながら、観客の前で束の間の夢を作り上げて⾒せる矜持、反⾻と誇り。いわば⽇本の歴史の中で初めて現れた「⾃覚ある⾃由⼈」だと私は思っている。
そんな彼らが武家社会の不条理に対して“⼀発かます”痛快さを楽しんでもらい、「いやぁ〜 ⾯⽩かったね。気分いい」と⾔いながら映画館を出て⾏ってもらいたかった。それが、私がこの曲をエンディングテーマに望んだ理由です。椎名さん、ありがとうございました。

