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すれ違う人々の人生が、一本の電車の遅延をきっかけに静かに交差する――『めぐる』予告&場面写真など一挙解禁

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<コメント全文>

■山崎佐保子(脚本)

一本の電車の遅延をきっかけに、見知らぬ人々の人生が交錯する群像劇を書いてみたいと思いました。電車に乗ると、この世界にはいつでも必ず他者が存在していることを、ひとりでに感じられるからです。

「めぐる」には、ずるかったり、あきらめていたり、強がったりする人ばかり出てきます。寂しさに耐えきれなかったり、怒りを堪えられなかったり、未知の感情に心が躍ったりもします。容易に繋がれるけれど、容易に断絶もしてしまう無愛想な社会で、息をひそめて静かに生きる登場人物たちに、俳優部のみなさんがそっと息を吹き込んでくれました。この物語が、どこかの誰かの日常に、そっと繋がっていってくれたらうれしいです。

■松本優作(映画監督)

「生きる」ということ。古くからの友人であり、これまで共に作品を作ってきたティンダン監督による、まさに奇跡のような映画です。

まずは、この作品が無事に公開を迎えられたことを、心から嬉しく思います。今の日本で、この映画を劇場で観られることが、どれほど尊く、そして幸運なことか。ティンダン監督が長い時間をかけて見つめ続けてきた「生きる」という問い。その軌跡と奇跡を、ぜひ劇場で体感していただけたら嬉しいです。

■芳賀薫(映画監督/CMディレクター/クリエイティブディレクター)

私たちの身の回りにどこにでもいるであろう普通の人たちを通して、現代社会という川の深いところに流れる心理を鋭い洞察力ですくい上げて紡がれていると感じます。世の中に生きるそれぞれの人が、自分という主体の物語を生きていることで社会は存在し、そして社会があるからこそ、それぞれの人に個別の人生が進んでゆくというのが、俯瞰から見た世の中なのかもしれません。

そして、あの時思ったこと、あの時した行動が、未来にどう関わってくるのか、自分ごととして思いをめぐらせたくなるその時間こそ映画の果実かもしれません。

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映画『めぐる』予告編

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