橋本愛主演×加門七海原作ホラー『祝山』初夏公開 禁足地に触れた人々を待つ不条理な運命を描く
■橋本愛(鹿角南役)
久しぶりのホラー映画で、主演を務めさせていただきました。私が演じた鹿角はホラー作家でありながら、現実の恐怖にはちゃんと怯えて、霊的な存在には敬意を払う。そんな彼女にシンパシーを感じながら演じていました。
時には泥だらけになりながら、ずっと誰かに見られているような。そんな違和感が付き纏っていました。鹿角の同級生、矢口のキャラクターが鮮烈で、演じながらも、目に映る彼女の姿が本当なのか、よくわからなくなりました。
山のパワーはすごかったです。祝山。なんだかめでたい名前ですが、その真相。見てみぬふりをする、いや、見たまま景色の一部となっている、その恐怖。どうかこの映画を見た人が、感染しないようにと祈るばかりです。見終わった後に、ぜひ鏡を見てみてください。
■加門七海(原作)
『祝山』は2007年に上梓された作品です。古いその作品を映画化したいとのお話をいただいた時は、正直驚きました。見つけてくださり、ありがとうございますという気持ちです。主演に橋本愛さんをお迎えできたことも感激でした。
私の作品には小説エッセイを問わず、自分の心霊体験がちりばめられていますが、本作は特に実際に起こったことが色濃く反映されています。自身の人生の中でも格別に怖かったエピソードを用いた作品が、どのように映像化されるのか。主役である「山」に浸食されていく人の姿がどう描かれるのか。とても楽しみにしております。

