こんな佐藤二朗見たことない――『名無し』“閲覧注意”な場面写真解禁 横浜国際映画祭出品も決定
関連 :
映画『名無し』より、原作・脚本・主演の佐藤二朗が演じる正体不明の“名無し”の狂気がにじむ新場面写真が解禁された。
【写真】狂気がにじむ『名無し』新場面写真
佐藤が映画にすべく執筆するが、その過激なテーマと特殊な世界観ゆえにお蔵入り寸前となっていたオリジナル脚本が編集者の目にとまり、永田諒の作画によって漫画化した『名無し』。数奇な運命を背負い“名前のない怪物”と化した男の希望と絶望、そして狂気を描破するこのサイコバイオレンスは好評を博し、“映像化不可能”の烙印(らくいん)を覆して昨年10月、映画化が決定した。
自ら生み出したキャラクター“名無し”を演じるのは、『爆弾』(2025)でさえない中年男の皮をかぶった知能犯・スズキタゴサク役を怪演し、日本アカデミー賞はじめ、さまざまな映画賞を席巻している佐藤二朗。共演には、丸山隆平、MEGUMI、佐々木蔵之介が名を連ねた。そして城定秀夫監督が劇中に仕掛けられた謎とタブーに潜む深い闇をえぐり出す。
今作で佐藤が演じる“名無し”は、右手で触れた全てを消してしまう未曽有の怪物。白昼の商店街に突如現れ、無差別大量殺人事件を起こすが、映っているはずの凶器の姿だけが目視できない。警官がどんなに目をこらしても、証拠となる凶器を握っているはずの右手の中には何も見えない。証拠不在・動機不明の殺人、止まることのない“名無し”の凶行。果たして目に見えない力の秘密に隠された、恐るべき真実から逃がれることはできるのか?
解禁された写真に映し出されるのは、これまでのパブリックイメージを真っ向から覆す“静”の狂気を体現した佐藤演じる“名無し”の姿だ。血にぬれた口元、虚空を見上げるゆがんだ表情、そして無表情で何かを振り下ろす瞬間、その右手には果たして何が握られているのかー?日常の延長線上に突如現れる“説明不能の狂気”が、見る者の感情を容赦なく侵食する。
佐藤自身も撮影を振り返り「自分自身で創り上げた役ですが、半ば放心状態です。放心状態にならざるを得ない役でした」と、“名無し”というキャラクターについて、経験豊富な佐藤をもってしてもすべてを出し切らねばならない難役であり、挑戦であったことを語っている。
さらに本作が、横浜国際映画祭のセンターピース作品として出品され、同映画祭の中核を担う一本として上映されることが決まった。上映当日には、幼少期の“名無し”を保護した名付け親であり、その右手の異能を目の当たりにする警察官・照夫役の丸山隆平と、“名無し”と幼い頃から行動を共にし、右手の異能もよく知る女性・花子役を演じたMEGUMIの2人が登壇する予定。原作・脚本を読んだ時の印象や、撮影現場での裏側について語られる貴重な機会となる見込みだ。
映画『名無し』は、5月22日より全国公開。

