咲妃みゆ、渡邊圭祐、小林亮太、渡辺いっけい共演! 舞台『イェルマ』9.21より上演&メインビジュアル解禁
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■作:オノマリコ
ロルカの戯曲「イェルマ」をベースに、現代の都会に生きる人々の孤独を描きます。多様な生き方があるようでいて、依然としてある「正解」のルートに縛られてしまう息苦しさ。わたしもその中で日々揺れている一人です。演出の稲葉さんは、今回の『Yerma イェルマ』を通して、硬直した現状から一歩踏み出す勇気を見つけたいと語っています。わたしもそのために、登場人物たちを後押ししていくつもりです(時には逆境を用意することになるかもしれませんが)。稲葉さんと11年ぶりにシアタートラムでタッグを組めることも、とても嬉しく思っています。
■構成・演出:稲葉賀恵
“近代戯曲のアダプテーション”は、挑戦したい創作の一つでした。今回芸術監督の白井晃さんから、かくも貴重な機会を頂けたことに胸が躍ると共に、高い頂に褌を締め直しています。
とはいえ、私は当初イェルマに共感ができませんでした。そしてなぜ共感できないのかを紐解いていくと、どうやらイェルマの中に惨めな自分自身を見つけたからだと気付きました。存在価値がないと感じる女性としての罪悪感。そして私がそんなことを感じてしまう、この社会について考えました。
ロルカの生きた時代から100年以上が経ち、世界は見えない力で分断され、欲望は社会によって作られ、幸せは他人に委ねられました。
私たちが考える現代のイェルマは、そんな今をクレイジーにサバイブし、彼女なりの一つの突破口を見つけます。この姿を見て私自身が、そしてお客様が「今の自分は存在していい」と静かに認められる、そんな鮮やかで強い作品にしたいと思います。ご期待ください。
■咲妃みゆ(イェルマ役)
目に見えないウイルスが猛威を振るったあの頃、私は自身の存在意義について度々考えました。
イェルマが抱く閉塞感や孤独感に思いを馳せると、得も言われぬ不安に苛まれた当時の感覚が鮮明に思い出されるのです。
この想起は、今の私が『Yerma イェルマ』と向き合う上で非常に重要な鍵となる気がしています。
“生命”への強烈な願望と強いエネルギーを持つ女性が何を感じ何処へ向かうのか…私自身の剥き出しの感情と直面することになりそうで少々怖いですが、才能豊かな稲葉賀恵さんと魅力的な共演者の皆さんと共に心を交わしながら、勇気を出して挑みたいと思います。

