須賀健太が特別講師で参加 第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン「THE ACTOR」レッスン型審査レポート!
――参加者の皆さんに対して心がけていること、引き出したいことを教えてください。
松井周:すでに俳優を志している人や俳優として活動している人なら、何を提出すべきか、自分をどう見せるかを考えられますが、今回はまっさらの状態で何をしていいのかがわからない参加者もいます。ですから、まずは台詞を言うことから始めました。内側に何が眠っているのかがまだ謎ですが、時折それがちらほら見えるのが面白いところです。
今回のレッスンの中で歌唱の後藤先生が「無理せず気持ちよく出せる、声のセンターがある」と仰っていたのですが、演技にも気持ちよく無理せずできる、自分のセンターがあると思います。それはその人しか出せない唯一無二のもので、魅力にもなります。最初は乗れなかった自転車でも、コツを掴めば操縦できて楽しくなるように、演技でもその人ならではの表現や操縦方法を引き出せたらと思っています。
――俳優に適性のある人はどんな人だと思いますか?
松井:俳優に向く人とは、僕は自分で勝手に遊んで楽しめる人、どんな役でも深掘りして自分とリンクさせられる人だと思っています。ピンボールのように球を打ち出すと、それがあちこちに当たって勝手に跳ね続ける、そんな俳優が理想です。たくさんの人とコミュニケーションをとって、時には傷つき、喜んだりもして、いつしか物語の中に迷い込み、自分で物語を進めていける人。そのためには役や物語をよく知る必要があり、調べたり、繰り返し台本を読む努力も大切です。自分が楽しめる場所をしっかり準備して作り、その上で手放しで遊べる人が理想です。
