ハリセンボン近藤春菜「魔人ブウじゃねーよ!」と言いつつ、『DB』キャラに親近感

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テレビアニメ『ドラゴンボール改』(魔人ブウ編)の完成披露試写会が28日に東京都内で行われ、孫悟空・孫悟飯・孫悟天の声を務める野沢雅子、ピッコロの声を務める古川登志夫、ゲストのハリセンボンが登場し、新たなドラゴンボールの魅力を語った。
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数年ぶりに吹替えを行った野沢と古川は、「(時間が経っていても)一気に前に戻ります。空いている気がしない」と振り返る。野沢にいたっては、3役を務めているわけだが、「絵を見ればすぐに切り替わります」とまさに神業。古川からも「天才ですよね。僕らには真似できません」と讃えられるほどで、この日も悟空、悟飯、悟天の声の違いを生披露した。
そして、野沢は「世界中で観てもらっている“世界の”ドラゴンボール。日本人は赤ちゃんにいたるまで、全員に観てもらいたいです。テンポもいいですし、楽しい番組になっています」とアピールした。
一方、ステージに登場後、すぐに『魔人ブウ』に似ているといじられたハリセンボンの近藤春菜は、「魔人ブウじゃねーよ!」と得意の突っ込みで応じたものの、「(実は)近しいなって親近感が湧いて、感情移入しちゃうんです。ブウが痩せるとうらやましいなって思うし」と話して会場を笑わせた。
この日の試写会には、本作でオープニング・テーマを歌うDragon Soulの谷本貴義と岩崎貴文、エンディング・テーマを担当するグッドモーニングアメリカも出席した。作曲を担当した岩崎は「今回は(前作より)もっと強い敵が出てくるので、『攻め』をテーマに、バトルシーンにも合う楽曲に仕上げました」と説明。さらに、2人は「空・前・絶・後 Kuu‐Zen‐Zetsu‐Go」を生披露した。
本作は、2009年より2年間にわたって放送された『ドラゴンボール改』の続編で、前作でセルを倒した孫悟飯が高校生活をはじめるところからエピソードがスタートする。そして物語は、「魔人ブウ」との壮絶な戦いへと向かう。今作では、前作の『ドラゴンボール改』をHDリマスターしてフルハイビジョン放送に対応し、音楽・音響効果を一新、新たな編集を加えてスピーディーな展開が実現した。
原作者の鳥山明は、「どんどん強く変化するブウとサイヤ人達、そしてネタバラシしてしまいますが、ラストの元気玉に注目です。でも作者としては、どうでもいいようなキャラ達のやりとりの方がずっと好きです。とくにバカバカしいキャラのミスター・サタンが勝利に貢献する場面は描いていてシビレました」と本作へのコメントを寄せた。
テレビアニメ『ドラゴンボール改』は、4月6日より毎週日曜日あさ9時~9時30分にフジテレビほか26局で放送開始。