市川由衣、8年ぶりの映画主演作で大胆演技に挑む!衝撃文学『海を感じる時』映画化

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市川由衣が8年ぶりの単独主演を務めた映画『海を感じる時』の公開が決定。70年代に波紋を呼んだ同名小説を映画化した本作で、市川は少女から女へと変貌を遂げようとするヒロイン・恵美子を繊細かつ大胆に演じている。
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原作は78年、18歳の若さで群像新人賞を受賞した中沢けい衝撃のデビュー作。高校の先輩・洋と肉体関係を持った恵美子が、自分を拒み続ける洋への一途な思いや心の葛藤を通し、少女から大人の女性へ成長するさまを描く。恵美子を翻弄する洋役には、『愛の渦』『大人ドロップ』などの注目俳優・池松壮亮。監督は『blue』『僕は妹に恋をする』の安藤尋が務め、繊細な表現力で、登場人物たちの揺れる心の機微に迫る。
恵美子役を務めた市川は、「女としてのもがき、痛さに、胸がしめつけられました。覚悟がいる役でしたが、女として、役者として、挑戦したいと思いました。そして、自分の代表作だと胸を張って言える作品になりました」と自信をのぞかせ、さらに「安藤組の静かな熱をふつふつと感じながら、丁寧に恵美子に自分の心を重ねていきました。池松さんには本当に助けられ、生の感情をたくさん引き出してもらいました。本気にさせてくれるすごい役者さんで、洋が池松さんではなかったら私は恵美子でいれなかったと思います」と絶賛。
一方の池松も、「完成した作品を観て何より市川さんが素晴らしく、改めて市川さんがこの役で良かったなと思いました。少女性と母性の両方をちゃんと併せ持った方で、それでいてどこか手が届きそうな、日常の先にあるような空気を身にまとった、凄く素敵な女優さんでした」と称賛の言葉を贈った。
『海を感じる時』は9月13日よりテアトル新宿ほか全国公開。