ロバート・レッドフォード、新西部劇ドラマをプロデュース

監督やプロデューサーとしても活躍する名優ロバート・レッドフォードが、ドキュメンタリー番組の制作で定評のあるディスカバリー・チャンネル向けに西部劇ドラマを製作することが明らかになった。
【関連】77歳にして全編水上という過酷ロケに挑んだ『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』ロバート・レッドフォード場面写真
ディスカバリー・チャンネルはオリジナル・ドラマの製作に力を入れており、昨年にはミニ・ドラマシリーズの『Klondike(原題)』に着手。本ドラマはゴールドラッシュ時代のカナダのユーコン準州クロンダイク地方を舞台にした西部劇だが、TV Guideによると、先頃発表された今年のテレビドラマ企画では、ロバートが舵を取るサンダンス・プロダクションズ(Sundance Production)が西部劇ドラマをプロデュースするそうだ。
『The West(原題)』のタイタル通り、オールドウエストを描いた本ドラマシリーズは、南北戦争の終末から20世紀初頭までの40年間が描かれるとのこと。アメリカの西部史に関連のある伝説の人物、西部を揺るがした無法者ジェシー・ジェームズや保安官ワイアット・アープ、「ワイルド・ウエスト・ショー」の興行主バッファロー・ビルなどを取り上げるそうだ。
40年の時の流れをどのようなストーリーに仕立てるのかは不明。マーティン・スコセッシ監督が手掛けた海外ドラマシリーズ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』のように、実在した歴史上の人物に加えて架空の人物を登場させ、よりドラマチックな内容を盛り込んだフィクションに仕上がることも予想できる。
脚本や監督、キャスト、放送時期などは発表されていない。
西部劇の名作『明日に向って撃て!』(70)では、19世紀後半に悪名を轟かせた列車銀行強盗犯サンダンス・キッドを演じたロバート。自身の製作会社の由来にもなっているが、本ドラマシリーズで、久々に俳優として西部劇に返り咲くなんていう、おまけ付きを期待したいところだ。