エマ・ワトソンの大人な一面が開花!?『ノア 約束の舟』アロノフスキー監督来日会見

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ラッセル・クロウ主演の話題作、映画『ノア 約束の舟』のダーレン・アロノフスキー監督が14日、都内にて記者会見を行い、豪華キャスト陣や圧巻の箱舟、撮影秘話などを余すところなく語った。
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本作は旧約聖書の創世記に記された「ノアの箱舟」をアロノフスキー監督が独自の解釈を交えて実写映画化した壮大なスペクタクル感動巨篇。すでに全世界興行収入も約3億3270万ドル(約332億7000万円)まで達しており、日本が世界最後の公開となる。
映画『ファウンテン 永遠につづく愛』が公開された2007年以来、7年半ぶりの来日を果たしたアロノフスキー監督は「戻ってこられてうれしい。興奮しているよ」と笑顔で挨拶した。
キャスト陣の話題では、イラ役で出演しているエマ・ワトソンについて「彼女は『ハリー・ポッター』のキャラクターで世界中で愛されているけれど、今回はみんなが知っている少女ではなく一女性として描いた。彼女の新しい側面を見せたかった」とエマの新しい可能性を引き出したことを語った。
主演のノアを演じるラッセル・クロウの起用については「この作品ではいろんな奇跡が起きる。ラッセルは、細かい表情で感情を伝えるのが得意な俳優で、奇跡を観客に納得させることが出来る俳優だよ」と語り、ラッセルの演技力に絶大な信頼を寄せた。
更に話題は撮影秘話に。劇中、圧巻の存在感で登場する箱舟は6ヵ月もの期間を費やし、聖書に忠実に作ったことを明かし、使用された大量の木材について「作品にはエコロジーのメッセージもあるので、すべてリサイクルしたよ」と笑顔で語った。
大洪水の描写については「雨を降らせるために最大の機械を作ったんだ。一度の放水でサッカー場を満杯に出来るほどのものをね」と大迫力の洪水シーンの仕上がりに自信たっぷり。つがいの動物が箱舟に乗り込むシーンも強い印象を残すが、「美しく見せたい。いろんな種を見せたい」という監督の考えからCG作成となったことを明かした。
ラッセル・クロウ 、ジェニファー・コネリー、レイ・ウィンストン、エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンスなど、実力派スターの共演も見逃せない映画『ノア 約束の舟』は6月13日より全国公開。