アンジェリーナ・ジョリーが失言?中国で新作上映ボイコットの危機

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映画『マレフィセント』のプロモーションのため、中国の上海を訪れた女優アンジェリーナ・ジョリーが、『ブロークバック・マウンテン』(06)や『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(13)で知られるアン・リー監督は台湾人と発言し、中国国民の反発を買ったという。
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記者会見で好きな中国人監督を尋ねられたアンジェリーナは、「アン・リーは台湾人だから、中国人と見なされるかは定かでないけれど、彼は中国語の作品を多数手掛けているし、中国人のアーティストや俳優をたくさん起用しているわ。私が一番よく知っているのは彼の作品と彼の作品に出演する俳優たちで、とても敬愛している」と答えたそうだ。The Independentが伝えた。
中国国内ですぐに反発の声が上がり、アンジェリーナの出演作の上映ボイコットを呼びかけるインターネット・ユーザーらがいるという。アンジェリーナの作品を引き続き観る者は「裏切り者」と激高しているユーザーがいれば、アンジェリーナを「イカれた台湾独立派」、「台湾と中国が2つの別の国と言ってバカな笑い者に成り下がった」とコメントする者などもいたそうだ。
アン・リー監督は台湾の屏東県出身だが、台湾を独立国として認めない中国国内での反発は大きいようだ。中国といえば以前、実在したオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーとダライ・ラマ14世の交流を描いた『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(97)に出演したブラッド・ピットが無期限で入国禁止になったが、E!Newsによると、入国を許可されてアンジェリーナと共に中国を訪れていたという。
アンジェリーナが中国本土を訪れたのは今回が初めてだったとのこと。39歳の誕生日目前だったアンジェリーナは、『マレフィセント』のテーマの誕生日ケーキでもてなされたとVarietyが報じていたが、そんな矢先での騒動となってしまった。