クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

『ノア 約束の舟』“生物学者”D・アロノフスキー監督が、現在の環境問題を語る

映画

『TV Bros.』6/4発売号に、『ノア 約束の舟』のダーレン・アロノフスキー監督インタビューが掲載
『TV Bros.』6/4発売号に、『ノア 約束の舟』のダーレン・アロノフスキー監督インタビューが掲載 クランクイン!

 『ブラック・スワン』をはじめ強迫観念にとらわれた人間を描いたらピカイチのダーレン・アロノフスキー監督作『ノア 約束の舟』が公開される。誰もが知る旧約聖書“ノアの方舟”伝説を独自の解釈で映像化。ノアを神との約束を果たそうと狂人的になる男として描いただけでなく、神が人類に与えた試練を、現代に生きるわれわれの問題として突きつける作品に仕上がった。

【関連】『ノア 約束の舟』ダーレン・アロノフスキー監督来日記者会見<フォトギャラリー>

 『TV Bros.』6/4発売号(東京ニュース通信社刊)には、監督ダーレン・アロノフスキーのインタビューが掲載されている。

 ニューヨークを巨大ハリケーンが襲い、中国でも大洪水が発生。地球規模で自然災害が次々と起こるニュースが飛び込む中での撮影になったと語るアロノフスキー監督。現在の環境問題と作品内容のリンクに驚いたのでは?

 「いやいや、不幸なことに、これから先、もっともっとこのストーリーは時代と一致して行くと思うよ。いま地球上で起こっている自然災害の多くは、人間が作り出した、パワフルで危険な人工的なモノが呼び起こした結果もある。ノアの神話は、こういったことに対する警告だよ。このまま自然を、そして地球を破壊し続ければ、いずれは自分たちを破壊することになると警告しているんだ」とコメント。

 そもそも環境にはとても興味があり、「ダーウィンの『種の起源』を読み、生物学者としてのトレーニングを受け、フィールド生物学者として世界を動き回っていた」時期もあるという。環境が悪化の一途をたどっていることには心を痛めているそうで、「このまえもウエストヴァージニア州で、工場の化学物質が川に流れ込んだ事件が起きたし、そういうなかでこの映画を公開するのはとても興味深い」のだそうだ。

 「聖書の創世記には、神がアダムに“ガーデンを守り、きちんと世話をしなさい”と言ったと記されている。ガーデンとは、言うまでもなくこの地球のことだよ。僕たちは、その神からもらったセカンドチャンスを活かさなきゃいけないにもかかわらず、まったく活かそうとしていないんだ。もっと真面目に、ガーデンの世話をしなきゃいけないときが来た」と語ってくれた。

 アロノフスキー独自の解釈で映画化された『ノア 約束の舟』は、聖書映画というより、過激なエコロジー映画なのかも!?ぜひ自分の目で確かめてみよう。

 『TV Bros.』6/4発売号では『LIFE~人生に捧げるコント~』特集、内田裕也が自身のウィキペディアを訂正、補足する「ウィキ直しSP」、紫綬褒章を受章した、しりあがり寿が伝達式の模様を漫画でリポートした「あの日のリポート」、マキタスポーツ×石崎ひゅーい対談、SKE48中西優香とスタジオライフ鼎談などを掲載している。

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る