大ヒットコメディ『テッド』は盗作? セス・マクファーレン監督、訴えられる

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全世界で大ヒットを記録したR指定コメディ『テッド』で監督・脚本・製作・声優を担当したセス・マクファーレンが、著作権侵害の疑いで訴えられた。
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毒舌&下ネタ連発のぬいぐるみのテディベア「テッド」(声:セス・マクファーレン)と大人になりきれない中年ジョン(マーク・ウォールバーグ)の友情を描いた本作は、日本でコメディとして異例の40億円を超える大ヒットを記録。お笑いタレント・有吉弘行がテッドの日本語吹替を担当したことでも話題を集めた。
『テッド』で社会現象を巻き起こしたマクファーレン監督は、ユニバーサル・ピクチャーズ、メディア・ライツ・キャピタルとともに、主役のテディベアのキャラクターがベンガル・マングル・プロダクションズ独自のアニメーションベアの違法コピーだとして、同社から訴訟を起こされている。
訴訟では同社製作のウェブシリーズ「チャーリー・ザ・アビューシブ・テディ」や「アクティング・スクール・アカデミー」に登場するチャーリーと言うアニメーションベアと『テッド』に登場する「テッド」の見た目や振る舞いが似ていると主張している。
法的文書には「チャーリーとテッドは、ビール、タバコを手に持ってリビングルームのソファーに座って多くの時間を過ごすことなど多くの点で類似」「チャーリーとテッドは、パーソナリティ、声のトーン、言葉の伝え方、対話、そして態度など、実質的に似ている点がある」と記されている。
また、マクファーレン監督のファジー・ドア・プロダクションに対しても告発がなされているこの訴訟では、2009年と2010年にYouTube とFunnyOrDie.comで放映された同ウェブシリーズが『テッド』のシーンの中で似ている点があるとされている。
その訴えによると、テッドが「女性と関係を持ちたいときに女性に対して、わいせつな演技をしてみたり、マーク・ウォールバーグ演じるジョンに言うことを聞かせるために暴力を振るったり、ノラ・ジョーンズに彼らが関係を持った過去の話をしたり、テッドが命の危機にさらされているにも関わらず、ジョークを言ったりする場面」などの特定のシーンが引用されているという。
その『テッド』だが待望の続編は来年6月に全米で公開される予定だ。主演のマーク・ウォールバーグは続投。前作のヒロインだったミラ・クニスに代わって、『レ・ミゼラブル』のアマンダ・セイフライドの出演も決まっている。